「SNS年齢制限」の時代が到来? スペインも16歳未満の利用禁止へ
日本はどうなるか…。
スペインのPedro Sánchez首相は2月3日、16歳未満のSNS利用を全面的に禁止する計画を発表しました。この計画は、まだ議会の承認が必要な段階ですが、早ければ来週にも法案が提出される可能性があります。
ギリシャの政府高官がロイターに語ったところによると、同国も15歳未満を対象にしたSNS禁止を発表する日が非常に近いとのこと。
これらの計画が進み法律が施行されれば、スペインとギリシャは、昨年世界で初めて10代のSNS利用を全国的に禁止したオーストラリアに続くことになります。
オーストラリアの法律は、ネットいじめ、摂食障害関連のコンテンツ、自傷行為を助長する投稿などから子どもを守ることが目的。16歳未満は、主要なSNSでアカウントを作ることが禁止されています。
禁止の対象となっているSNSは、TikTok、Facebook、Instagram、Threads、X、Snapchat、YouTube、Reddit、Kick、Twitchの10種類。これらのSNSは、アカウント所有者が16歳以上かどうかを確認する年齢認証技術を導入することが義務づけられており、16歳未満と判明したアカウントは停止されます。
ただ、こうした動きに反対の声があるのも事実。Redditは、オーストラリアの法律が政治的表現の自由を侵害するものだとして訴訟を起こしています。
世界で広がるSNS年齢制限
それでも、子どものSNS利用を制限する動きは世界中でじわじわと広がっています。
昨年末には、フランスのEmmanuel Macron大統領が、15歳未満のSNS利用を禁止する法案を支持。デンマークやマレーシアも昨年11月、子どものSNS利用を禁止する計画を発表しました。
イギリスでは、子どもがSNSアカウントを持つこと自体は禁止されていないものの、昨年夏に「オンライン安全法」が施行。この法律は、子どもがポルノやその他の有害コンテンツにアクセスするのを防ぐためのもので、Bluesky、Discord、Grindr、Reddit、XなどのSNSに対し、ユーザーが18歳以上であることを確認する年齢認証を義務づけています。
一方、アメリカでは、子どものSNS利用を禁止する連邦レベルの法律はありません。ただ、少なくとも9つの州で、未成年に対して親の同意や年齢確認を求める法律がすでに成立しています。
日本では年齢による一律規制の動きはないけれど、「〇歳未満はSNS禁止」といった規制が世界のスタンダードになる日が来るかもしれません。
