元教員・FP秋山ひろが語る「年金“二刀流”裏技」！知らないと損する繰下げ受給の選択術とは

YouTubeチャンネル「オカモモチャンネル」にて、元教員でファイナンシャルプランナー（FP）の秋山ひろさんが、「【意外なウラ技】年金を“二刀流”で受け取れる！？知らなきゃ損する『繰下げ受給』の極意／3つの実例で解説」と題して、年金のもらい方に関する知られざる“裏技”を解説した。

秋山さんは冒頭、「年金1円でも多くもらいたい、でも送らせるのは嫌、できるだけ早くもらいたいという人に向けて、今日は年金の『二刀流』で使える裏技を話します」と説明。難しい制度や数字も「元教員として優しく伝える」ことを約束し、視聴者の不安や疑問に寄り添いながら語った。

まずは年金の「繰上げ・繰下げ受給」の基本をおさらい。65歳でもらっている人は満額で受給できるが、「60歳から受給すると76％に減り、15万円が11.4万円になる」一方、「繰下げて75歳まで我慢すれば184％、最大27万円にもなる」と解説。ただし、「10年間繰り下げる人はほとんどいない」と現実的な視点も示した。

さらに注目すべきポイントとして、「2つの年金（厚生年金と基礎年金）は、繰上げ時は両方同時だが、繰下げ時はどちらかだけを選んで受給時期を分けることができる」という“裏技”を紹介。「この制度を知っておくだけで判断の正確さが全然違う」と強調する。

続けて、視聴者の具体的な状況別に3つのケースを徹底解説。

【ケース1】「生活を安定させつつリスクを減らしたい人」には『厚生年金だけ繰り下げ』を推奨。
「厚生年金は基礎年金より金額が大きい人が多い。基礎年金＋パート収入で生活基盤を作りつつ、厚生年金は年利8.4％という“確実な”増加率で増やせる」とし、「投資して年間8.4％増やすのは普通無理。だから迷った人はこれを選ぶのが一番リスクが少ない」と独自見解を語った。

【ケース2】「夫婦で年の差が2歳以上ある場合」には、『基礎年金だけ繰り下げて、厚生年金は65歳からもらう』を推奨。
その理由は「厚生年金に“下級年金”という家族手当がプラスしてもらえる」ためで、「配偶者1人で年40万円、子供1人でさらに24万円、合計60万円以上の手当になることもある。年の差2歳以上なら配偶者だけで80万円、2人合わせて120万円増える」と解説。ただし、「下級年金は自分で申請しないともらえない」「期間限定で、年下の配偶者が65歳になると打ち切り」と注意点も伝えた。

【ケース3】「妻が長くパートか専業主婦として扶養に入っていた場合」には、『妻の年金を繰り下げる』ことを勧め、「少ない妻の年金は繰り下げて増やしておくべき。“旦那さんに何かあった場合、遺族年金の金額をしっかり把握して備えて欲しい”」と助言。
「夫の年金を繰り下げても遺族年金は増えない。自分の老齢年金のみが増える」と、よくある誤解も正した。

動画の最後には「この“二刀流”裏技、参考になった・もっと学びたいと思ったらグッドボタンとチャンネル登録を」と呼びかけるとともに、「無料メルマガもやっているので気軽に登録を」と締めくくり、「今後も年金や遺族年金の知られざる制度や最新の情報を配信していく」と意気込みを語った。