猫はとにかくが大好き。部屋にダンボールを置きっぱなしにしていたら、いつの間にか中に収まっていた──そんな光景を目にしたことがある飼い主さんも多いでしょう。しかし、いくら猫の体が柔らかいといっても、すべてのにうまく入れるとは限りません。時にはサイズの目測を誤って恥ずかしい姿を晒してしまうことも。

今回の主役は、傍から見ると「ちょっと入れないんじゃない?」と思われるに、果敢にチャレンジした猫ちゃん。飼い主さんが撮影した写真には、何とか入りたいという猫ちゃんの気持ちと、うまく収まらなかった現実が交差する、なんとも微笑ましい瞬間が捉えられていました。

実際の写真(提供:飼い主さん)

の中にちょこんと四つ足で立っているのは、戸惑いの表情を浮かべたキジシロ柄の猫ちゃん。その理由は一目瞭然。に対して体のサイズが大きすぎるため、どっしりと腰を下ろそうとするとに当たってしまい座ることが出来ないのです。ダンボールをまたいで中に入るところまではできたけれど、思い通りの体勢にはなれなかったようです。

しかし、猫は軟体動物。ちょっとでもスペースが生み出すことができれば、形を変えてスルリと入り込めるかもしれません。わずかな隙を探して向きを変えながら試行錯誤する猫ちゃんの姿は真剣そのもの。「たぶん無理そうだけど、気が済むまでやっていいんだよ」と心で思いながらじっくりと見守ってあげたくなるワンシーンです。

絶対に入ってやるニャ

このエピソードを飼い主さんがSNSのXに投稿したところ、1.8万件を超える”いいね”が寄せられるなど大きな注目を集めています。

人間ならひと目見ただけで、入るのが無理そうなことが分かりますが、猫ちゃん的には初めて見るだったのでしょうか。

飼い主さんにお話を聞いてみたところ、この時はちょうど、通販で届いたを開封したばかりのタイミング。中には注文した美容液と推しの特典カードが入っていて、飼い主さんはそれを取り出してホクホクしていたそうです。猫ちゃんはと言えば、部屋のパトロールしている最中で、床に置いてあった新しいダンボールを発見。さっそく中に入ってみようと思い立ったようです。

普段のクロエちゃん

その時の状況について「無理では……? とシンプルに思いました。」と振り返る飼い主さん。一方、猫ちゃんの気持ちについては「全てのは自分が入るためにあると思っている節があるので、『が小さいが? 』とかなり不本意だったんじゃないかと思います。」と推測してくれました。

やはり猫にとって“”という存在は、見かけたら入ろうとせずにはいられない対象のようです。とはいえ、今回のはあまりにも小さかったようで、この後、猫ちゃんはどうにかして入れないか数分間ほど格闘したけれど、結局お尻が収まりきらなかったためにしぶしぶ脱出。そしてすぐさま、別の全身が入る大きめサイズのダンボールへと吸い込まれていったのだとか。

この猫はクロエちゃんという名前の女の子。普段は真顔で無口だけど、困った時はすべてパワーで解決しようとする不器用な性格の持ち主。ダンボールが大好きなため、部屋には常に何かしらのが置かれているそうですが、クロエちゃんは選り好みせずに「ダンボールならなんでも来い!」といったスタンスで、空きを見つけては片っ端から入っていくのだと言います。

これはさすがに小さすぎ

こうしたチャレンジ精神と、その失敗すらもユーモラスに見せてくれる行動力には、不器用だけど一生懸命さが伝わってくる魅力が詰まっています。猫と暮らす日常の中に潜む何気ないけれど心がほんわか和むエピソードでした。

取材協力:真顔のクロエ(@magaodemukuchi)さん