層の厚さはアジアで群を抜く森保ジャパン。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 北中米ワールドカップのアジア最終予選で、日本代表はここまで6勝2分け。グループCの首位を独走し、7節で早々に本大会出場を決めた。

 一方、ライバルの韓国代表は苦戦。グループBの首位を維持しているものの、ここ3試合連続でドローと足踏みが続いている。

 また、ドイツの著名な移籍専門サイト『Transfermarkt』が先月、独自に算出した市場価値を基に発表した「アジアベスト11」では、日本から7人、韓国から3人、ウズベキスタンから1人という顔触れとなった。

 こうした状況を踏まえ、韓国メディアは、日韓の差に危機感を覚えているようだ。『スポーツ朝鮮』は「衝撃の実話。韓国サッカーの未来は危うい。ソン・フンミン、キム・ミンジェ、イ・カンイン、このまま壊滅状態が続けば、日本が世界を独占することになるだろう」と綴っている。

韓国はソン・フンミン、キム・ミンジェ、イ・ガンインに次ぐスターを必要としている。アジア最高峰の選手で構成されるベスト11に、韓国人選手はわずか3人しか含まれていなかった。ソン・フンミン(トッテナム)とイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)、キム・ミンジェ(バイエルン)のみだ」
【画像】日本が圧倒したアジアベスト11
「残りの8席は、1つを除いて全て日本人選手で埋まった。左右のウイングには三笘薫(ブライトン)と久保建英(レアル・ソシエダ)、3列目には佐野海舟(マインツ)と守田英正(スポルティング)。サイドバックにはキム・ミンジェの同僚である伊藤洋輝(バイエルン)とアーセナルの冨安健洋が選出された。セリエA・パルマの鈴木彩艶もGKでアジアトップの座を獲得した。残りの1人は、マンチェスター・シティに移籍したウズベキスタン代表のアブドゥコディル・クサノフだ」

 同メディアは、「実際、他に日本人選手に匹敵する選手は、ファン・ヒチャン(ウォルバーハンプトン)とファン・インボム(フェイエノールト)の2人しかいない。この2人でさえ、ファン・ヒチャンは今シーズンの不振で移籍金が大幅に下落し、ファン・インボムは主要リーグでは高い評価を得るのが難しかった」と指摘している。
 
『スポーツ朝鮮』は、「市場価値で見ると、アジア人選手トップ25に韓国人選手は前述の5人しか入っていない。クサノフは総合4位で、他はすべて日本人だった」と嘆いた。

「選手層で日本に圧倒的な差をつけられていると実感した。日本はあらゆるポジションで様々な選手が主要リーグで活躍しているのに対し、韓国にはスーパースターしか残っていないように感じられた」
 
 さらに、若い世代での格差にも言及。「イ・ガンインを除いて、韓国には2000年代生まれでアジア最高峰の選手はいなかった。キム・ミンジェ、ファン・ヒチャン、ファン・インボムはすでに20代後半に入っている。一方、日本では久保を筆頭に、鈴木、佐野、中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)といった2000年代生まれの選手が上位に名を連ねている」と主張。こう続けている。

「近い将来、ソン・フンミンをはじめ、1996年生まれの代表選手が引退し始めると、韓国に残るのはイ・ガンインだけになるというのが現実だ。今後、韓国が世界舞台で競争力を維持していくためには、ヤン・ミンヒョク、ペ・ジュノ、ユン・ドヨン、オム・ジソンといった有望な若手選手がしっかりと成長していく必要がある」

 今後、ライバルとの差がさらに開くのではないか。戦慄を覚えてさえいるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部