台湾で初めて個展を開くフラワーアーティストの東信さん

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(台北中央社)フラワーアーティストの東信さんの個展が、台北市大直で29日にプレ開業する商業施設「NOKE 忠泰楽生活」で同日から始まる。台湾を代表する花であるランをアクリルの中に閉じ込めた作品などを展示する。東さんは「現代的な植物標本の感覚を表現し、花の永遠の美を保存できれば」と作品に込めた思いを語った。

施設のプレオープン記者会見が26日、現地で開かれ、東さんは個展を自ら案内した。台湾での個展開催は初となる。

東さんは2009年に実験的植物集団「東信、花樹研究所(AMKK)」を立ち上げ、既存のフラワーアートの枠にとらわれない表現方法を探っている。

東さんは中央社の取材に、以前にも台湾に来たことがあり、とても良い印象を受けたと話す。台湾は日本に親しみを持っており、関係も密接な雰囲気があり、共感を覚えるのだという。

今回の個展では3つのシリーズの作品を展示する。氷に花を閉じ込めた作品では花の姿を一時的にとどめ、アクリルフラワーでは永遠を表現。花が開いてから枯れていくまでを撮影した映像では、花の生命のはかなさを伝えている。

このうち、アクリルフラワーは100点に上る。アクリル作品をこれほど多く展示するのは初めての試みだという。

東さんは、植物による表現の可能性を追求する彫刻的造形表現「ボタニカル・スカルプチャー」計画を台湾で来年実施したい考えを明らかにした。どこで実施するかは考え中だとしつつ、南部で行う可能性を示した。花の生産地により近付けるからだと話した。

東さんの個展「東信展:繁花.時敘」は29日から7月23日まで。

(王宝児/編集:名切千絵)