22日、日本代表の森保一監督がWBC(ワールドベースボール・クラシック)で優勝した侍ジャパンから学んだことを選手に伝えたと語った。

森保監督は栗山英樹監督が「選手1人ひとりをリスペクトして尊重しているのが伝わってきて、そういうところを見習いたい」と思ったそうだ。一方で、出場機会がなかった選手がいたことにも触れ、「(出場していない選手を)すごいケアされて、その上で競争して」いると感じだと明かした。

そして今日の練習前のミーティングで選手にこう語ったという。

「野球のように世界一という目標を持って現実的に狙っていけるように、自分たちも成長していかなければいけない」

「(侍ジャパンは)ワールドカップ優勝国のような立場でWBCに出ていて、そこで勝っていく精神力は並大抵ではない。そこで勝っていく強さを自分たちもつけていこう」

「個のレベルを世界のレベルのトップオブトップにあげた上で、日本の良さである繋がる力、組織力を上乗せすれば勝っていけるというのを侍ジャパンは見せてくれた。我々もそうやってできるようにしていこう」

「(野球は)ピーチャー、野手にしても攻撃の時も、みんな武器を持った人たちがバトンをつなぐように出てきて勝った。今、サッカーも交代枠が5人あるので同じこと。みんなが個の武器を持った上で、つないで勝っていこうというのは我々もやっていこう」

森保監督は「この話を今日はしたかった」と熱く語っていた。

【文:森雅史/日本蹴球合同会社】