マンU時代の香川真司【写真:Getty Images】

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2012-13シーズンのクラブ20回目のリーグ制覇を回想

 イングランド1部の名門マンチェスター・ユナイテッドが最後にプレミアリーグを制覇してから、約10年が経とうとしている。

 記録的な20回目のリーグ制覇を成し遂げた2012-13シーズンの選手たちを英地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」が振り返っており、元日本代表MF香川真司についても触れている。

 2023年より古巣であるJ1セレッソ大阪に戻って来た香川は、2012年から2シーズンに渡ってユナイテッドでプレーした。監督の変更もあり厳しい立場の時期もあったが、13年3月3日に行われたノリッジ戦(4-0)でのハットトリックは、鮮明にファンの脳裏に焼き付いている。

 記事によると、当時監督を務めたサー・アレックス・ファーガソン氏の最後のタイトルとなった2012-13シーズン。その年のリーグ戦でファーガソン氏は25人の選手を起用し、そのうち16人は全38試合の半分以上に出場しているという。

 この出場回数のランキングで、香川は20試合に出場し14位。このシーズンに香川は6ゴールを決め、記念すべきクラブ20回目のリーグ制覇に貢献した。

 一方で、1位は全試合に出場し26ゴールを決めた元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー氏で、得点数2位(12ゴール)の元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏以下に圧倒的な差を付けている。

 記事ではさらに「香川真司、ハビエル・エルナンデス、ナニの3人の選手としてのキャリアがまだ続いていることに驚くユナイテッドファンもいるかもしれない」と30代に入り場所を変えながらも、プレーを続ける選手の例として3人の名前を挙げた。「オールド・トラッフォードで愛されている3人の選手たちの年齢は合計103歳であり、それぞれがキャリアの晩年を迎えている」と現状に触れ、香川については「元日本代表の香川は2023年1月にすべての始まりのクラブであるセレッソ大阪に復帰した」とJリーグ復帰の事実を伝えている。

 ほかにも同メディアは当時活躍した選手たちの現在を紹介。ルーニー氏やポール・スコールズ氏が、コーチとしての多忙なキャリアのなか、定期的に評論家として活躍。ファン・ペルシーも少年時代のクラブであるオランダ1部フェイエノールトで、アシスタントマネージャーを務めていることなどを挙げている。

 多くの功績を残し、各々の場で活躍を続ける10年前の優勝メンバーたち。記事では時代の移り変わりを感じつつも、OBたちの現在の姿を感慨深く見守っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)