DNA鑑定で台湾人と判明  日本の海岸で見つかった遺体、家族の元に

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(台北中央社)長崎県五島市の海岸で昨年11月に見つかった身元不明の遺体が、DNA鑑定の結果、台湾海峡に浮かぶ澎湖県周辺の海域で同7月に行方不明になった台湾人男性のものと分かり、今月14日、訪日した家族に引き渡された。

法務部(法務省)法医研究所によると、遺体は脊椎と骨盤、左右の大腿骨しか残っていなかったが、日本側の調査で右大腿骨に骨折した骨を固定する器具が見つかり、メーカーや商品番号を調べた結果、台湾や中国、インド、韓国でしか販売されていないことが分かったという。

その後同研究所が遺体のDNAを行方不明者届を出していた男性の家族らのものと照合したところ、血縁関係が認められ、身元が特定された。

遺体は澎湖県西嶼郷に住む漁師の男性で、昨年7月27日午前3時ごろ、1人で漁に出かけた後、漁船を残して行方不明となっていた。黒潮に乗って日本に流れ着いたとみられる。遺体は家族に引き渡された後、16日に台湾への帰国を果たしたという。

(劉世怡/編集:齊藤啓介)