嘉義の葬儀場に現れるクロメンガタスズメ=読者提供

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(嘉義中央社)南部・嘉義市立葬儀場で、人面模様が特徴的なガ「クロメンガタスズメ」が15日から3日間連続で出現した。台湾では先祖や無縁仏の霊が現世に戻ってくるとされる旧暦7月を迎えており、通りかかった市民は「鳥肌が立つ」と驚いていた。

台湾嘉義地方検察署の関係者によると、15日から3日間続けて葬儀場を訪れた際、解剖室の外壁に不思議な模様のガがいるのに気付いたという。

嘉義大学植物医学科の林明瑩准教授は、成虫が羽を伸ばすと長さは10〜15センチに達し、夜行性で光に集まる習性があると説明。どくろのような模様があり、鳴き声のような音がするが、羽を動かした時の振動によるものだと語った。

(黄国芳/編集:齊藤啓介)