Twitterがコピペで投稿した悪質な「パクツイ」撃滅へ本腰、新ポリシー制定で
Twitterが2022年5月11日に、他のユーザーのツイートから文章や画像をコピーして、同一の内容のツイートを投稿するいわゆる「パクツイ」と呼ばれる行為を規制するポリシーを発表しました。
コピーパスタおよび重複するコンテンツに関するポリシー | Twitterヘルプ
https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/copypasta-duplicate-content
日本で「パクツイ」と呼ばれている、他の人が作ったコンテンツを複製して投稿する行為は、海外ではコピー&ペーストをもじって「コピーパスタ」と呼ばれます。Twitterの公式アカウントは5月11日に、このコピーパスタを取り締まるための新しいポリシーを作成し、これにより何が違反に当たるのかや、違反した場合の措置について明確化したことを発表しました。
We’ve been continuously working to combat spammy &
duplicative content on Twitter at scale and our new Copypasta and Duplicate Content policy clarifies what constitutes a violation along with what happens when it is violated. https://t.co/qA7uhMlgRD https://t.co/W9IyKRXFcQ— Twitter Safety (@TwitterSafety) May 10, 2022
新しいポリシーでは、規制対象となるコンテンツの盗用について「プラットフォーム上で何らかの手段により、コピー&ペーストまたは複製された一連のテキスト、画像、またはコンテンツの組み合わせを、コピーパスタまたは重複したコンテンツと呼びます」と定義。コピーパスタは、メッセージを拡散するために幅広い目的で使われる手段の1つだと認めつつも、スパム行為やTwitterのトレンドなどを操作する目的に使われる場合もあるとして、当該ツイートが表示制限の対象となることを明記しました。
具体的な表示制限の内容は、以下の通りです。
・検索結果の上位やトレンドでツイートが拡散されないようになる。
・そのツイートの作成者をフォローしていないユーザーのタイムラインで、ツイートがおすすめされなくなる。
・リプライにおけるツイートの表示順位が下がる。
・メールやTwitter内でのおすすめから当該ツイートやアカウントが除外される。
リツイートや独自の内容を追加したもの、または引用であることを明示したものは規制の対象外です。また、コピーパスタだけではアカウント凍結の対象とはなりませんが、そのようなツイートはTwitterによる確認の対象となります。これにより、他のポリシーなどにも抵触するような重大な違反があることが判明すれば、それを理由に削除や永久凍結が行われる場合もあるとのことです。
ポリシーの発表と合わせて、盗作ツイートを通報する方法も公開されました。通報するにはまず、右上のボタンをタップします。
「ツイートを報告」をタップします。
「不審な内容またはスパムである」をタップ。
違反の内容として最も近い内容のものを選択して、報告します。
なお、誤って通報されたと思われる場合は、このリンクから問い合わせすることができます。