米株ファンドを上回るパフォーマンスを実現、「トヨタ自動車/トヨタグループ株式ファンド」が見据える未来
当ファンドは、トヨタ自動車、および、そのグループ会社の株式に投資するファンドです。現状は、トヨタ自動車を50%までとし、残りの50%をトヨタ自動車の連結子会社と持分法適用関連会社の株式に時価総額に応じて投資を行い、トヨタグループの株価をストレートに反映した運用成績をめざしています。
2021年はコロナ禍からの回復が期待されたものの変異種オミクロン株の強烈な感染力によって回復期待に水を差されました。製造業ではサプライチェーンの寸断などによって思うような生産ができない事態になりました。特に、自動車業界では半導体不足が深刻で、完成車メーカーは工場稼働率を抑えることを余儀なくされました。
しかし、トヨタグループは、部品の納入調整や欠品部品を使わない特別仕様車の導入等、仕入先を含めた減産回避努力を行い、21年9月の中間決算は過去最高の業績になりました。この危機にあって発揮されたグループの底力は、改めてトヨタ自動車とそのグループの強さを印象付けました。この好決算などを評価して、トヨタ自動車の株価は年末高になり、当ファンドは1年間で30%を超えるトータルリターンを実現しました。
――ファンドではなくトヨタ自動車やグループ各社の株価に直接投資した方が高いパフォーマンスを得られるのでは?
確かに、トヨタ自動車の株式に直接投資すると20年12月末と21年12月末で32.30%の値上がり率になり、ファンドの31.30%を上回るパフォーマンスでした。ただ、当ファンドでは、トヨタ自動車だけでなく、デンソーやアイシンなどグループ会社にも同時に投資することができます。たとえば、デンソーの株価は1年間で55%以上値上がりし、アイシンも42%以上の値上がりになっています。グループ全体の成長に投資することができます。
そして、デンソーやアイシンなど自動車部品メーカーは、トヨタ自動車の厳しい品質管理に鍛えられて世界的なトップメーカーに成長しています。両社のトヨタ自動車向け以外の売上高は約40%であります。このようにトヨタ自動車以外のメーカーの成長を取り込むこともできるのが、当ファンドの魅力の1つと考えます。
また、ファンドとしてトヨタグループに投資することによって、変革するトヨタグループの変化を捉えることが可能になります。トヨタグループは、当初は豊田自動織機を中心とした編み機メーカーだったことは良く知られています。そして、今でこそ、自動車の世界的なメーカーですが、20年後や30年後は、自動車メーカーではないかもしれません。豊田章男社長は「自動車産業は100年に一度の大変革期にある」と言って、この変革の先を見据えて着実に手を打っています。そこで生まれた子会社が上場すれば、当ファンドの投資対象に入ります。今後、どのような変化があろうと、トヨタグループの動きをしっかりとらえることができるのが、このファンドの魅力だと思います。
