モーニングスターが「ファンド オブ ザ イヤー2021」発表、成績優秀なアクティブファンド37本を表彰
一方、運用成績の面では、「コモディティ」や「REIT」などのオルタナティブ資産の好調が目立った。モーニングスターの計算では、ファンドのリターンの平均値は、コモディティ関連の3つの分類で年間のリターンが40%を超え、国際REITの4つの分類でも30%を超えた。その他では、投資家の資金を集めた「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」も年間では30%を超えるリターンになった。
ただ、ファンドの運用成績を個別に見ていくと、アクティブファンドに厳しい現実があった。たとえば、年間で3兆円以上の資金を集めた「国際株式・グローバル株式・含む日本(為替ヘッジなし)」には、昨年末時点では1年以上の運用実績を有するファンドはアクティブとパッシブあわせて262本あるが、パッシブの「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)連動型ファンド」の平均年間リターンの32%に対し、アクティブファンドの平均は24%だった。また、アクティブファンド237本の中で「MSCI ACWI連動型平均」を上回ったファンドは52本に過ぎなかった。ファンド オブ ザ イヤーを受賞したファンドは、インデックスを上回る運用成績を残しているものの、「アクティブファンドへの評価が一層厳しくなっていく」(ファンド分析部)と見通しており、今後の運用会社の手腕が問われる。
「ファンド オブ ザ イヤー 2021」の受賞ファンドは以下の通り。
◆国内株式型 部門(該当ファンド数:897本)
【最優秀ファンド賞】
「トヨタ自動車/トヨタグループ株式ファンド」(設定・運用:三井住友DSアセットマネジメント)※2013年に優秀ファンド賞
【優秀ファンド賞】
・「情報エレクトロニクスファンド」(野村アセットマネジメント)※2019年・20年に最優秀ファンド賞、1999年に優秀ファンド賞
・「コモンズ30ファンド」(コモンズ投信)
・「三菱UFJ 日本株オープン『35』」(三菱UFJ国際投信)
・「One国内株オープン<愛称:自由演技>」(アセットマネジメントOne)
・「企業価値成長小型株ファンド<愛称:眼力>」(アセットマネジメントOne)
