Apple Music
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アップルの音楽ストリーミングサービスApple Musicは今年5月にロスレスとDolby Atmosへの対応を発表したさいに、ロスレスについては2000万曲から始まり、年内にはカタログ全体(発表時は「7500万曲以上」でしたが、後に「9000万曲」に上方修正)を同品質にすると約束していました。そして12月末現在、その目標はほぼ達成されたようです。

米9to5MacはApple Musicの9000万曲の1つ1つがロスレス対応か確認はできなかったものの、大量のアーティストを検索した結果、非対応のシングル、EP、アルバム、コレクション、ベストヒットコレクションは見つからなかったと報告しています。

アップルがApple Musicのロスレス対応を発表した当時は、同社の人気製品であるAirPodsシリーズでロスレス品質で音源を聴けないことが物議を醸していました。それは、AirPodsがどれもBluetoothを経由して音を伝送しており、そこで使われるコーデックはすべて非可逆圧縮方式のため音質劣化は避けられないという必然の話ではあります。

それは最上位モデルのAirPods Maxも例外ではありません。同モデルではワイヤレス接続のほか「Lightning - 3.5mmオーディオケーブル」で有線接続もできますが、その場合も3.5mm端子にアナログ音声を入力>Lightning経由でデジタル変換してAirPods Maxへ出力>再びアナログ変換されるため、ロスレス品質での再生は不可能となっています。

かたやアップル純正のスマートスピーカーHomePodシリーズも、当初はAirPlay 2の規格上ロスレス伝送には非対応でした。ですがその後、10月末に配信されたiOS/iPadOS 15.1以降では、ロスレスおよびDolby Atmosでの再生が可能となっています。

なおApple Musicはハイレゾロスレス(最高192kHz/24bit/ロスレスは最高48kHz/24bit)の楽曲も配信していますが、そちらを聴くためには外部DACが必要となります。

今年(2021年)もアップルは色々な「年末までに新機能」を約束してきましたが、iPad単体でアプリ開発からApp Storeへの登録までできるSwift PlaygroundやMacでのSharePlayサポートに続き、また1つ達成されたかたちです。

しかし、iPadとMac両方を使うユーザーから期待を集めているユニバーサルコントロールは「来春」に延期されています。そちらの続報も待ちたいところです。

Source:9to5Mac