伊藤かずえ

写真拡大 (全7枚)

女優・伊藤かずえが7日、東京・銀座のNISSAN CROSSINGで行われた「シーマ」レストア完成お披露目会に出席。伊藤にとって、ちょうど55回目の誕生日に合わせて実施したイベントとなり、そこでは30年間も乗ってきたレストア済「シーマ」の鍵を受け取る様子を公開した。

発端は昨年10月のこと、伊藤が愛車「シーマ」を一年点検の際に投稿したSNSがキッカケ。30年以上にわたり、大切にしていることがメディアにも取り上げられて、一般の方から「日産はレストアを検討して!」というコメントが多数寄せられたという。

そこで、日産社内でも「何とかできないか」という声があがり、また、有志によるチームも立ち上がったことから「日産からの感謝の想い」を表面化。レストア提供という形で取り組んできた。

実際の作業を担当したのは、グループ会社のオーテックジャパン。今年4月下旬から約7か月のレストア期間を要し、このたび完成していた。

伊藤がレストア済「シーマ」を見るのは、今日が初めて。アンベールされた直後には「嘘、私の車じゃないみたい」と声をもらし、涙を光らせた。

改めて、涙を流した感想を尋ねてみると「55年生きてきて、最高のプレゼント」とコメント。「想像以上に綺麗に仕上がっていて、驚きと色んな思いがありました。手に入らない部品を寄付して貰った方もいたので、お礼と感謝の気持ちを言いたいです」とメッセージ。溢れた思いを口にした。

▼ 「私の車じゃないみたい」ともらし、涙していた伊藤



ちなみに、伊藤は、シーマとの出会いは「平成2年10月です」と回顧。「CMのギャラが入ったときに購入。たしか500万円くらいだったと思います」と明かし「娘が20歳なので、独身時代から30年。子供よりも長い付き合いです」と笑った。

今回、注目を浴びたことについて「改めてシーマの人気が衰えていないこと。そして、30年間乗ってきて良かった」としみじみ語っていた。

今回のレストア作業、全体工賃も気になるところ。関係者は「ゆうに新車価格を超えます」とだけ、匂わせた。今回の試みで「何よりも綺麗な状態を保ったまま、丁寧に30年も乗って頂いたことが分かりました。そして、皆さまからのお声がたくさんがあったこと、私たちの励みになりました」と伝えていた。

なお、一般公開のスケジュールは、明日・12月8日から12月22日の期間限定。銀座のNISSAN CROSSING/2階フロアで展示される。