日本はこれまで、かなり長期間にわたって発展途上国への援助を行ってきた。この援助の対象には中国も含まれていたのは周知の事実であり、対中ODAだけでも40年間で3兆円を超えている。最近でも、新型コロナウイルスの感染拡大初期には、中国へマスクなどが寄贈されている。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本はこれまで、かなり長期間にわたって発展途上国への援助を行ってきた。この援助の対象には中国も含まれていたのは周知の事実であり、対中ODAだけでも40年間で3兆円を超えている。最近でも、新型コロナウイルスの感染拡大初期には、中国へマスクなどが寄贈されている。

 こうした援助は、「援助を受ける側」にとっては大きな助けになったと言えるが、中国人の中には「なぜ日本はそんなにも熱心に対外援助をするのか」と疑問に感じる人もいるようだ。中国メディアの騰訊はこのほど、日本が対外援助に熱心な理由について分析する記事を掲載した。3つの理由が考えられるという。

 その1つ目の理由は「日本企業の海外進出の助けになる」ことだと主張。記事は、島国の日本は資源が限られているので、発展したいと思ったら海外へ手を伸ばすしか方法はないが、戦後は武力を使えないので対外援助という「懐柔策」を使っていると主張した。援助によって日本企業が進出し製品がその土地でよく売れるようになると論じた。

 2つ目は「仲間を引き入れるため」だという。日本は、「第二次大戦中にアジア各国を侵略したので、それらの国から憎まれている」と記事は主張した。それで日本は、これらの被害国をなだめ、仲間に引き入れるために「お金を配り」、イメージアップを図っていると主張している。3つ目は「戦争で与えた傷を風化させるため」で、多くの援助を長期間行うことで、人々の記憶には援助だけが残り、過去の戦争による傷を忘れさせようとしていると主張した。

 それで記事は、日本にとってもメリットが多いので、対外援助を積極的に行っていると結論した。記事は、日本の対外援助は純粋に相手国を助けたいという思いからではないと強調したいようだが、メリットも考慮しての援助は、積極的にアフリカ諸国への援助を提供している中国も含め、どの国も当てはまることだと言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)