山口県周南市で2013年に住民5人が殺害された事件で、今年8月に殺人と非現住建造物等放火の罪で死刑判決が確定した保見ほみ光成こうせい死刑囚(69)の弁護団が、山口地裁に再審請求を行った。

 同地裁は12日付で受理した。

 弁護団によると、新たな証拠として、刑事責任能力に関する精神科医の意見書など約30点を提出したという。弁護団の井上明彦弁護士は「心神喪失か心神耗弱の状態であり、完全な刑事責任能力はなかったと考えるべきだ」と話した。

 確定判決によると、保見死刑囚は13年7月、周南市の同じ集落に住む男女5人を殺害し、住宅2棟に放火。完全責任能力を認めた1、2審の死刑判決を不服として最高裁に上告したが、最高裁は今年7月、上告を棄却していた。