レヴァンドフスキの我がままプレーに怒るロッベン

ロベルト・レヴァンドフスキがPKを沈め、チャンピオンズリーグで快勝をおさめてスタートを切る。それは昨シーズンとまったく同じ光景だ。しかしながらチームにおける雰囲気は、それとはまったく異なるものとなっている。
当時のカルロ・アンチェロッティ監督は、それまで公式戦4戦4勝をマークし、得失点は18:0。見事な結果を残しており、話題はむしろビール祭りでのコスチュームに集中していたほどだった。
この試合でバイエルンは、80分にも渡り数的有利のなかで戦っていたにもかかわらず、2度も同点とされる危険な場面も見受けられた。「ピッチでは楽しんでプレーしたいんだけどね、でもそれができなかったよ」とロッベン。
個人のクオリティは見られても、アンチェロッティ監督が模索しているようなプレーはあまり観てとれず、時折バイエルンの選手はアンデルレヒトがボールをもっている際、ただその場につっ立って、食らいついていくような姿勢があまりみられていない。
ロッベンは「得点を決めるにはクールじゃないと。じゃあ、そのためにはどうすべきだと思う?」と疑問の声を投げかけた。「もっと僕たちはピッチで話し合っていく必要がある」そのロッベンの言葉の先にはおそらく、レヴァンドフスキがあったことだろう。「みんなそれぞれが、自分のことを考えるべきなんだ」
今回はリベリだったが、かつてはロッベン自身が怒りをあらわにユニフォームを投げつけたことがある。その際には、レヴァンドフスキがロッベンにパスをしなかったということがあったのだが、今回のアンデルレヒト戦でも同様のことがおこっており、レヴァンドフスキは後半72分に中でロッベンが待っていたにもかかわらず、リスキーなドリブルを仕掛けてノーゴール。
ポーランド代表主将はそれ以前にもワンマンプレーが目立っており、逆にジョシュア・キミヒがパスをせずにゴールを決めた際には、喜ぶどころかパスを渡さなかったことに怒りをあらわにその後無言でロッカールームへと下がった。
そもそもロッベンがユニフォームを叩きつけた際には、まだベンチでは笑顔が見られていたのだが、しかし今回のリベリに関しては誰の顔にも笑顔はない。果たしてアンチェロッティ監督は、いつものスタンスのように、このままでなんとかなると思っているのだろうか?
試合後にアンチェロッティ監督は「決してそこまでいいパフォーマンスではなかったが、しかしこの時期ではこれでもいいというものではあったさ。ただもっと激しくプレーはできると思うがね、しかしその必要性があったとまでは思わないよ」との見方を示した。
確かにアンチェロッティ監督の言葉も決して誤りではない、そのうちにバイエルンはまたかつての姿を見せるかもしれない。だがホッフェンハイム戦での敗戦ではあまりにも物足りないものを露呈しているのである。
奇遇にもこの日はマンチェスター・ユナイテッドでも同様のことが起きていた。バーゼルを相手に3-0で勝利をおさめたマンUだったが、しかしモウリーニョ監督は試合後に「判断にまずさがあったし、まるでプレステのゲームでもやっているようなプレーだった。気に食わないね。真剣にプレーしない選手というのは」と、子供じみた判断に不満を爆発させた。
