中日の荒木雅博といえば、昨季限りで現役を引退した井端弘和(現巨人コーチ)と長年二遊間を組み、2人で04年から6年連続でゴールデングラブ賞を獲得するなど、高い守備力を誇る選手だ。また守備だけでなく、虎視眈々と次の塁を狙う走塁も魅力の1つ。そして荒木は現在、高木守道氏と並び球団タイ記録となる通算369盗塁をマークしている。

 荒木は04年から6年連続で30盗塁以上を記録し、31盗塁をマークした07年には盗塁王に輝く。その足で何度もチームを勝利に導き、中日の黄金期を支えてきた。

【荒木雅博の年度別盗塁数】

96年: 0盗塁

97年:12盗塁

98年: 0盗塁

99年: 1盗塁

00年: 3盗塁

01年:13盗塁

02年:16盗塁

03年:16盗塁

04年:39盗塁

05年:42盗塁

06年:30盗塁

07年:31盗塁

08年:32盗塁

09年:37盗塁

10年:20盗塁

11年:18盗塁

12年:12盗塁

13年:12盗塁

14年:17盗塁

15年: 9盗塁

16年: 9盗塁

※16年7月27日現在

 2010年に連続30盗塁の記録が途切れたが、その後も毎年コンスタントに二ケタ盗塁をマークしていた。しかし、昨年は亀沢恭平と併用で出場機会を減らしたこともあり、15年ぶりに二ケタ盗塁に届かずシーズンを終えた。

 それでも、プロ21年目39歳となる今季は7月27日現在、すでに昨季に並ぶ9盗塁をマークしている。6月30日の巨人戦では、9回二死一、 三塁の 場面で代走として登場し、楽々と二盗を成功させた。この盗塁で通算369盗塁となり、高木守道氏の持つ球団記録に並んだ。

 現在は打撃不振の影響で、出場機会が減少。中日の球団新記録となる370盗塁に王手をかけながらも、1カ月近く足踏みが続いている。

 目前に迫っている370盗塁はもちろんのこと、あと59本に迫った2000安打、さらにはプロ野球80年の歴史で7人の達成者しかいない400盗塁という大偉業にも挑戦してもらいたい。