30年ってすごい!「時代の変化」が分かる、アメリカの絵本徹底比較
ここに登場するのはアメリカで名高い絵本作家Richard Scarry氏の絵本。彼は1949年より300冊以上の絵本を製作し、現在も多くの家庭で親しまれています。日本でもScarry氏の絵本を読んだことのある人は多いのではないでしょうか。
彼が絵本を描いてきた数十年という間も、時代はどんどん変化していきました。それに合わせてScarry氏は自身の絵本もたびたびアップデートしていたようです。それらを比較してみると、昔と今の考え方の違いが見えてくるのでした。
●家庭の役割
これらはScarry氏の「Best Word Book Ever」という、子供が言葉を学習するための絵本。左は1963年版、そして右は1991年版です。

1991バージョンにはキッチンにお父さんが登場!

●仕事も変わる!

「ハンサムなパイロット」が「パイロット」に、「きれいなスチュワーデス」が「フライトアテンダント」になっています。女性の社会進出と男女平等の現れのようです。

こちらも同様。「悲鳴をあげる美しい女性」は「猫が危ない」に、「勇敢なヒーロー」は「消防士」に、「fireman(男性の)消防士」は「消防士」に、「飛び降りる紳士」は消去されています。なぜか形容詞を極力使わないようにしているようです。

サイの男性歯科医がクマの女性歯科医に!
「この歯科衛生士の歯には虫歯がありません。歯をよく磨けば虫歯はできないでしょう」は、「歯科医は虫歯をチェックし、歯科衛生士は歯のケアの仕方を説明します」に。

●日常の変化

ここでもキッチンにお父さんが登場し、乳母車もお父さんが押しています。自転車に乗っているのは男の子から女の子に。そして警察官は男性から女性に。


「インディアン」が差別ということからか、羽飾りを付けたネズミの絵が削除されています。ネズミの絵自体はとってもかわいらしいのですが……。
(文/訳 木口マリ)
写真/記事提供:Bored Panda
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