「仕事をさせてくれ!」「頭いてえ......」名言がズラリ! 偉人の死に際の言葉19選
死ぬ間際に何を言うかはけっこう大事です。自分らしい、自分の人生を凝縮したような言葉が出ればいいのですが、アドリブではなかなかそうもいきませんね。今回は、世界の偉人たちが臨終に際してどんな言葉を残したか、を紹介します。
●「隣の部屋に行くんだ! 仕事をする、仕事をさせてくれ!」手塚治虫(1989年2月9日没)
手塚先生は最期まで仕事について心残りだったのでしょう。
●「これでおしまい」勝海舟(1899年1月19日没)
江戸っ子だった勝海舟は去り際も潔くさらっとしていますね。
●「主に感謝します。私は義務を果たしました」ホレーショ・ネルソン(1805年10月21日没)
Thank God, I have done my duty.
イギリス艦隊を率い「トラファルガー海戦」でフランス艦隊を撃破したネルソン提督は、その戦いの最中、敵弾に倒れます。これは臨終の際の有名な言葉とされていましたが、実は「Kiss me Hardy(キスしてくれハーディー)」が本当の最期の言葉だそうです。
●「死にかけの人間は何をするのも簡単じゃねえな」ベンジャミン・フランクリン(1790年4月17日没)
A dying man can do nothing easy.
あえてべらんめえ調にしてみましたが、「死ぬのも楽なもんじゃないね」ぐらいの感じでしょうか。死ぬに際してもユーモアが感じられます。実にベンジャミン・フランクリンらしい言葉です。
●「向こうはとてもきれいだよ」トーマス・アルバ・エジソン(1931年10月18日没)
It is very beautiful over there.
発明王エジソンは宗教を信じていませんでした。ですので「over there」は宗教的な意味はなく、感覚的な「彼岸」といった感じではないでしょうか。
●「神様、何が起こったのですか?」ウェールズ公妃ダイアナ(1997年8月31日没)
My God. What's happened?
「ダイアナ妃」として世界中で人気のあった女性の最期の言葉とされています。パパラッチに追い掛け回された揚げ句の交通事故死でした。
●「もっと光を!」ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1832年3月22日没)
Mehr Licht!
ドイツの偉大な詩人、ゲーテの最期の言葉です。この言葉はあまりにも有名ですが、実はこの後に「2階の窓を開けてくれ」と続くのが本当だ、という説があります。暗いのが嫌だったのですな。
●「明かりをつけてくれ。暗い家に帰るのは嫌だもの」オー・ヘンリー(1910年6月5日没)
Turn up the lights, I don't want to go home in the dark.
『最後の一葉』などの短編小説で有名なオー・ヘンリーの最期の言葉です。彼はペーソスあふれる小説の名手でしたが、その精神はこの言葉にも表れていると思いませんか?
●「これでよし」イマヌエル・カント(1804年2月12日没)
Es ist gut.
『純粋理性批判』などの著作で有名なドイツの哲学者、カントの最期の言葉です。彼は非常に規則正しい生活を送ったことで知られています。死も彼のスケジュールどおりだったのかもしれませんね。
●「落ち着け、兄弟......」マルコム・X(1965年2月21日没)
Let's cool it brothers ...
黒人解放運動の指導者マルコム・Xの最期の言葉です。彼はスピーチを行っている最中、暴漢に散弾銃を撃ち込まれ、暗殺されました。
●「友よ拍手を、喜劇は終わった」ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1827年3月26日没)
Plaudite, amici, comoedia finita est.
日本では「楽聖」と呼ばれるベートーヴェンの最期の言葉といわれています。ちなみにこれはラテン語で、ローマ皇帝アウグストゥスの言葉からの引用です。実は、本当の最期の言葉は「Schade,schade,zu spät!」(残念、残念だよ。遅すぎだ!)だそうです。
これは、ベートーヴェンのお見舞いにワインが持ち込まれたのに、もはやそれを飲む体力が残っていないことへの感想だったそうです。有名な方より、こちらの方がちゃめっ気が感じられて良いと思いませんか?
●「死にとうない」一休宗純(1481年12月12日没)
「とんちの一休さん」のモデルになった一休宗純の最期の言葉といわれます。破戒僧は言い過ぎでしょうが、非常に奇行の多かった人として知られています。最後の最後に「またそんな......」という言葉ですが、これは本人独特のユーモアだったのかも。
●「私が得た全ての富も束の間のこと」エリザベス1世(1603年3月24日没)
All my possessions for a moment of time.
世界に冠たる大英帝国の素地を作った偉大な女帝の最期の言葉。豊臣秀吉の「なにわのことも ゆめのまたゆめ」に通じる、栄華など一瞬のことという感慨が感じられます。いかにもな言葉ですが、これはうそという説もあります。
●「主よ、あわれなわが魂を救いたまえ」エドガー・アラン・ポー(1849年10月7日没)
「Lord help my poor soul.」
近代ミステリーの原点を作り、多くの怪奇小説を生み出した偉大な作家、エドガー・アラン・ポーの最期の言葉です。彼はアメリカを代表する作家ですが、その生活は最期まで貧しいままでした。自分の不遇な環境を思っての言葉だったのかもしれません。
●「頭、痛っ」フランクリン・ルーズベルト(1945年4月12日没)
I have a terrific headache.
ふざけて訳してすみません。第32代アメリカ大統領、フランクリン・ルーズベルトの最期の言葉です。彼は4期務めた唯一の大統領で、第二次世界大戦中に脳卒中で死去します。「すごく頭が痛い」は死因からして当然の発言です。
●「さあ、眠ることにしよう。お休み」ジョージ・ゴードン・バイロン(1824年4月19日没)
Now I shall go to sleep. Goodnight.
イギリスの有名な詩人・バイロンの最期の言葉です。いかにもイギリス人らしい諧謔(かいぎゃく)味が入った、でも颯爽とした最期ではありませんか。
●「ライトをつけてくれ」セオドア・ルーズベルト
Put out the light.
1919年1月6日没
第25代、第26代のアメリカ大統領を務めたセオドア・ルーズベルトの最期の言葉です。死に際しては、暗いのが気になる人が多いみたいですね。
●「行ってくれ、もういいよ」H・G・ウェルズ(1946年8月13日没)
Go away. I'm all right.
『タイムマシン』『宇宙戦争』『透明人間』など、多くのSF作品を残した、H・G・ウェルズの最期の言葉です。あっさりしたものですね。
●「しんどいけど、怖くない」ジョージ・ワシントン(1799年12月14日没)
I die hard but am not afraid to go.
アメリカ初代大統領、ジョージ・ワシントンの最期の言葉です。彼は、独立戦争を戦った軍人でもありました。「die hard」という言い回しに彼の人生が感じられます。
いかがだったでしょうか。他にも、多くの偉人たちが臨終の際にさまざまな言葉を残しています。中には確かでないもの、異説があるものもありますが、いかにもその人らしいと思われた言葉は後世に語り継がれていくのでしょう。
あなたは、偉人の最期の言葉というと、どんなものを思い浮かべますか?
(高橋モータース@dcp)
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