描いているうちに形を変えた「親友の物語」親友・平賀淳をアラスカの高峰で失った作家の小林元喜は、3年後、その最期の場所を自ら訪ねた。小林がこのほど上梓した『親友は山に消えた』(小学館)の核心にあたる出来事だ。第1回『懺悔から救済へ――嫉妬にさいなまれた作家が、親友の死に直面して知った「書くことの意味」』につづき、著者の小林元喜に話を聞いていく。この本は、当初から今の形をしていたわけではない。初稿には