「最高で最先端の電気自動車(EV)を開発する」。1988年にEV開発に着手したホンダ技術陣が掲げた目標だ。当時は平成直前の昭和63年。開発目標は“EVシフト”が話題の現在と比較しても遜色ないレベルだった。ホンダの経営企画部長を務めた水戸部啓一氏(現国際環境経済研究所理事・主席研究員)は、88年の目標を「やるからには“世界一”か“世界初”を目指すホンダのDNAがあったから自然と出た」と振り返る。危機