−日曜の試合はご覧になりました?
「見たよ。アトレティコ・マドリー戦も、この2年のほぼすべての試合も見ている。心の中では怒りと落胆がミックスしているよ。結果だけじゃない。10位や11位になったことは以前もあった。だが、この10年で苦労してつくってきたことが捨てられてしまったという印象があるからだ。それが私にはとてもつらい。ミランは幸いにも勝利のサイクルをつくることができた。多くの勝利の背景にどれだけの仕事があったのか、これほど素晴らしい歴史をつくるのにどれだけのことが必要だったのか、私は知っている。すべてが壊されるのを見るのは、気が狂いそうだ」

−どうしてこういう状況になったのでしょう?
「勝者のメンタリティーを持つ多くの選手が去ったことからだ。私は、成功はまず何よりも人間によると思っている。ミランでは過去25年、多くの選手たちが在籍した。だが、誰が今もクラブで働いている? 誰もいない。歴史的なミランで残っているのは、下部組織の責任者であるフィリッポ・ガッリだけだ。それからタソッティだね。彼もシーズン後に去ると聞いた。それが事実なら、また信じられない損害だ。また歴史の一部を失うんだよ。事実じゃないことを願っている。バイエルン・ミュンヘンやレアル・マドリーでは、バンディエーラ(シンボル)たちがクラブで仕事している。これが最初の大きな問題だ。ユヴェントスはそれを理解し、成功の仕方を知っているイタリア人の堅固なグループから再出発して再構築したんだ」

−ご自分の話というように見られかねないですが…
「分かっている。だが、私の話は個人的なものではないんだ。私はミランがこの状態にあることを見て苦しんでいるんだよ。私には2人の息子がおり、彼らは下部組織でプレーしている。一人は今、レンタルでブレッシァにいるがね。私はクラブの一部だと感じているんだ」