韓国の女優の故チェ・ジンシルさんの元マネージャーが、26日に自殺したことが明らかになった。2008年10月にジンシルさんが自殺した後、実弟や元夫が自殺しており、相次ぐ悲報に韓国では衝撃が広がっている。

 ソウル江南警察署は28日、ソウル・江南のホテルでジンシルさんの元マネージャーが死んでいるのをホテル従業員が発見したと発表した。現場から大量の睡眠導入剤と精神安定剤が見つかっていることから、警察は元マネージャーが自殺したとみている。遺書は見つかっていない。

 韓国で「国民女優」と呼ばれ高い人気を集めたジンシルさんは、08年に自宅のシャワーブースで首をつった状態で死んでいるのが見つかった。インターネット上に流れる悪質なうわさや誹謗(ひぼう)中傷に悩んでいたとされる。この2年後には、うつ病を患っていた実弟のジニョンさんが自殺。13年1月にはジンシルさんの元夫で、元巨人投手チョ・ソンミンさんが自宅で死亡しているのが見つかり、やはり自殺とされている。

 元マネージャーは、09年から12年5月まで、韓国の人気アイドルグループなどが所属する芸能事務所C-JeSエンターテインメントに所属し、マネージャーとして活動していたが、一身上の都合で退社していた。

 韓国ではジンシルさんが亡くなった後に、親族や関係者が相次ぎ自殺していることから、「ウェルテル効果」との関係に関心が集まっている。ウェルテル効果とは、著名人の自殺に影響され自殺者が増えることを指す。韓国メディアは「相次ぐ悲劇に“ウェルテル効果”憂慮」などと報じた。(編集担当:新川悠)