ロンドン五輪のレスリング二日目、遂に女王・吉田沙保里が登場する

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 この日は、2種目に“日本の女王”が登場する。

 伊調馨と小原日登美による金メダル奪取に沸いた前日に続き、レスリング女子55kg級に吉田沙保里が、7日の準決勝でフランス代表との激闘を制したサッカー女子日本代表=なでしこジャパンが登場、金メダルを目指す。

 伊調と同じくアテネ・北京五輪を連覇し、ロンドンでは3連覇を目指す吉田。世界選手権では9連覇を成し遂げており、最強女王として君臨し続けている。今大会では最大のライバル=トーニャ・バービングをはじめ、吉田の連勝記録をストップさせたバレリア・ジョロボワらがエントリーしているものの、吉田が実力を発揮すれば、伊調に続く3連覇達成は自ずと見えてくるだろう。

 さらに、レスリング女子72kgには、今大会での現役引退を示唆している浜口京子が出場。北京五輪では銅メダルに終わっている浜口の前に立ちはだかるのは、昨年の世界選手権王者の女王スタンカ・ズラテバや中国の王嬌といった強豪たち。浜口は最後になるであろう五輪で悲願の金メダル獲得を目指す。

 そして、昨年の女子W杯に続く、五輪制覇という“ダブルクラウン”の偉業に挑む、なでしこジャパン。対戦相手は永遠のライバル=アメリカ女子代表となるが、チームの雰囲気もよく、大舞台に強いだけに期待は◎!! 試合は10日の3時45分からとなる。

 また、テコンドー57kg級に出場する濱田真由は、高校在学中にテコンドー史上最年少の17歳で五輪出場が決定(現在は卒業して就職)。今年のアジア大会では3位となっており、五輪では上位に食い込みたいところ。