ロンドン五輪代表選考会の国内第1弾だった12月5日の福岡国際マラソン。日本人トップの3位、2時間09分57秒でゴールインしたのは、埼玉県職員としてフルタイムで仕事をしている川内優輝だった。

「2月26日の東京マラソンへ向けてのレースで2時間10分を切れたのはよかったけど、日本人トップでこのタイムというのは寂しいですね。今回の日本人トップは2時間08分を切ってくると思っていたので、ここでは勝負できないと思っていたんです」

 こう話す川内は、今年9月4日に世界選手権で走って以来、40km以上走ったのは練習の一環として出場した10月30日の大阪マラソンだけ。20km過ぎで先頭集団から脱落した時も、「走り込み不足だからここで遅れてもしょうがないな」と思っていたという。

 うまくいけば2時間10分突破は可能だとは思ったが、中間点を1時間03分34秒で通過した時は、「この後粘ればそれなりのタイムでいける」と思っているに過ぎなかった。だが、前で日本人トップ争いをしていた今井正人(トヨタ自動車九州)らがペースダウンすると36km過ぎで追いついて、そのまま主導権を握って今井を振り切った。

続きはコチラ

  • 市川美余が涙をこらえて語った「初めての世界」[2011年11月30日]
  • 厚かった準決勝の壁。日本短距離陣に足りなかったものは何か?[2011年09月04日]
  • トップとの力の差を痛感した福島千里。「それがわかっただけでも幸せ[2011年09月02日]