空き巣に入られたときに、泥棒が悪いのか、開けられやすいカギを付けていた住人が悪いのかは、非常に深淵な問題だ。法的には泥棒が悪いのは言うまでもないが、住人のほうは羮に懲りて膾を吹くとばかりに高性能な二重カギを付けるとか、オートロック付きのマンションに引っ越すなどということが行われる。

会社の機密情報持ち出し防止にも似たようなことが行われる。USBメモリによる情報漏洩が発覚したときに、会社としては再発防止のためにUSBそのものを使えなくしてしまうことがある。



フロッピーディスクが消えつつある現在、データファイルの持ち運びはUSBメモリを使うのが一般的だが、それが使えないとなると困ったことになる。

課内でのデータ受け渡しなら、課の共用ファイルサーバを経由すればよいが、他営業所の社員に渡すとなると、大変である。インターネット経由での受け渡しは危険であるし、容量の限界もある。大規模なパワーポイントファイル群なら、数百メガバイトにもなるのだ。

複数支社営業所にまたがってアクティブディレクトリを構築している場合は、階層構造を辿ったあげく、個人のPCの共有フォルダまで取りに行くということにもある。

やはりUSBメモリが使えないというのは不便であるという声が出始める。しかし、それではセキュリティリスクが高すぎるという管理層からのダメだしが出る。

そこでひとつのソリューション(解決策)として、暗号化されたファイルを指紋認証で保護するという仕組みを導入することで、USBメモリが万が一他人の手に渡ってもファイルを開けないことにより、安全は確保される。

UBF File Token powered by secureXecuは、そうした製品の一つである。

情報の漏洩には様々な原因が考えられるが、最終的にはヒューマンファクタである。USBという規格が悪いのではない。賢く使いたいものである。

(編集部 真田裕一)

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【参照】

http://antivirus-news.net/2009/02/hasebe20090202.html