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 ◇セ・リーグ 巨人7―3広島(2026年6月23日 マツダ)

 巨人は23日、広島を7―3で下し、阪神と並んで首位に立った。松本剛外野手(32)は「2番・右翼」で出場し、いずれも移籍後初となる3安打、複数打点をマークして勝利に貢献した。チームは昨季2勝10敗と苦しんだマツダスタジアムで、3試合目で早くも2勝目を挙げた。

 チームにとって鬼門のマツダスタジアム。だが、今季から新加入した松本にはそんなことは関係ない。「経験してないので僕はなんとも思わず、いつも通り」。移籍後初の猛打賞&2打点で、マツダでは今季8打数5安打、打率・625とした。

 交流戦は12球団2位の打率・365をマークした「交流戦男」はチャンスに強い。3回に1点を先制し、なお2死二塁で左前適時打。さらに、2―1の5回2死一、二塁でも左前へ2打席連続の適時打で移籍後初の複数打点をマークし、得点圏打率は・448だ。

 11戦連続で2番に座る。つなぎだけでなく、決める役割も担い「僕は好きな打順なので意気に感じて、正解を見つけながらやっている」。不振を極めた昨季から巻き返しを図る新天地でのシーズン。4月中旬は出番を減らしたが、規定打席未到達ながら打率・280まで上げ、6月は打率・372と22年パ・リーグ首位打者の実力はだてじゃない。

 日本ハムに所属した昨年は、同時期の6月中旬に2軍落ちも経験。約1カ月半を2軍で過ごしたが、前向きに打撃フォームの修正に取り組み、若手にも惜しみなく助言を送った。当時を「充実感はあった」と振り返るが、今季は1軍での出場を続けており「スタートから出る機会が増えて、より一層やるべきことが明確になっている。あとは結果を残せるかだけ」と表情を引き締める。

 昨季2勝10敗と負け越した地で、今季2勝目。外野守備でも両翼と中堅の全てをこなす男が、鬼門の流れを打破するキーマンになる。(田中 健人)