日本の強さに熱狂のメキシコ・モンテレイ、ホーム戦の雰囲気…日産スタジアムはPVで1万人近く集結
【モンテレイ(メキシコ)=木口慎太郎、林信登】強さが本物であることを世界に見せつけた。
サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3か国大会で、日本代表は20日(日本時間21日)、1次リーグ2戦目でチュニジアに4―0で完勝。決勝トーナメント進出に大きく近づき、国内外のファンが一体となった盛り上がりは1戦ごとに高まっている。
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暑さ対策のために試合開始が今大会で最も遅い午後10時に設定されたモンテレイスタジアムでの一戦。気温は想定していたほどではなかったが、湿度は高く、日本サポーターは大粒の汗を拭いながら声援を送った。
4分、鎌田大地選手(29)のいきなりの先制ゴールに5万1000人超が詰めかけたスタジアムはどよめき、日本サポーターが両手を突き上げて喜びを爆発させた。その後も主導権を握り続ける日本の試合運びに、メキシコの地元ファンも歓声を上げ、さながら日本のホーム戦のような雰囲気に包まれた。
終わってみれば、日本にとってW杯史上最多となる4得点での大勝。終了の笛の音が響き渡ると大きな拍手が沸き起こり、涙を流す日本サポーターの姿も見られた。大阪府守口市の会社員男性(52)は、「昔は引いて守る戦いだったが、ボールを支配してW杯で勝つのは初めて見た。強くなった」と感慨深そうにうなずいた。
国内組も負けじと声を枯らした。パブリックビューイング(PV)が行われた横浜市の日産スタジアムには1万人近くが集結。得点のたびに青色で埋まったスタンドが拍手と歓声で揺れた。同市港南区の大学3年生の男性(20)は、「多くの人と喜びを共有でき、現地のような臨場感を味わえた」と声を弾ませた。
この日、2得点と活躍した上田綺世選手(27)の出身地、水戸市では、水城高校山野内記念講堂のPVで市民ら約450人が応援した。上田選手が小学3〜6年の時に指導した浜田吉田ヶ丘サッカースポーツ少年団の団長、坂本豊司さん(71)は、「背の低かったあの子がまさかW杯で点を取るなんて夢にも思わなかった」と感無量の様子。小学6年生の男児(12)は、「あんなシュートを打てるようになりたい」と目を輝かせた。
