2回、ピンチを脱し雄たけびを上げる山崎(撮影・金田祐二)

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 「ヤクルト0−2日本ハム」(6日、神宮球場)

 思い出が詰まった場所で、本来の姿を取り戻した。今季初先発の日本ハム・山崎が、六回途中4安打無失点の好投で今季初白星。「素直にうれしい気持ちもありますし、それよりバッティングの方が悔しかった」と、ちゃめっ気交じりに喜びを口にした。

 多彩な球種を制球よく低めに集めて相手をほんろう。日大三高、明大時代から慣れ親しんできた神宮のマウンドは、やっぱり水が合った。神宮球場100周年記念の試合で、きっちり結果を出した。

 大好きな打撃ができたことも好投の要因だ。カブス・鈴木誠也モデルのバットで思い切りのいいスイングを披露。二回には惜しい三直もあった。3打数無安打でパ・リーグ投手新記録の交流戦6年連続安打はならず。「プレッシャーに負けてしまったかな。本当に楽しみにしているので、なんとか打ちたかった」と悔しがったが、野球少年のような笑顔で楽しげにバットを振った。

 新庄監督も「ナイスピッチング」と拍手。「1本、期待したけどねえ」と無安打を残念がりつつ「打席に立った時の野球を楽しもうとしているのが、マウンドにもつながっているような。見ているこっちまでうれしくなりますよね」と目を細めた。雨天中止で未消化の広島戦登板は否定したものの、いったん登録抹消後に再び先発で起用することを明言。チームも今季4度目の3連勝で4月14日以来、53日ぶりの貯金1。歯車がかみ合ってきた。