「鎌倉」「横浜」をおさえた第1位は、東京都内の“とある街”…首都圏に住む60歳以上1万4,000人に聞いた「住みたい街」ランキングTOP3
予算に周辺環境、利便性や人間関係などなど……居住エリアを決める際の条件・優先順位は人それぞれです。こうしたなか、多くの人が「住んでみたい」と考える人気エリアはどんなところなのでしょうか。大東建託株式会社が発表した「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2026<首都圏版>」から、60歳以上が選ぶ「住みたい街」ランキングTOP3を紹介します。
60歳以上が憧れる「住みたい街」は…
職場や学校への近さ、交通の利便性など、住むエリアを選ぶ際の条件はさまざまです。
新築・中古ともに不動産価格が上昇している昨今、なかなか希望どおりの場所を選べず、ときには妥協せざるを得ない場面もあるでしょう。こうしたなか、「本当はあの街に住みたい」といった“憧れの街”がある人も多いのではないでしょうか?
大東建託株式会社が発表した「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2026<首都圏版>」をもとに、60歳以上が選んだ「住みたい街」ランキングTOP3を紹介します。
【調査概要】
■調査方法:株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
■回答者:首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)居住の20歳以上の男女、合計52,966名を対象に集計。
※うち、60歳以上は1万4,194.9人(下記[世代比]より、60歳代と70歳代を合算して算出)
[男女比]男性55.5%:女性44.5%
[未既婚]未婚39.5%:既婚60.5%
[子ども]なし47.0%:あり53.0%
[世代比]20歳代8.1%、30歳代15.7%、40歳代21.3%、50歳代28.1%、60歳代19.4%、70歳代7.4%
■調査期間:2026年2月10日(火)〜3月22日(日)
■調査体制:調査企画・設問設計・分析:大東建託賃貸未来研究所 宗 健(フェロー)、調査票配布回収:株式会社マクロミル
■回答方法:住みたい街ランキングは、入力された自治体名・駅名をもとに複数の候補を表示し選択してもらうフリーワード・サジェスト方式の回答から投票数を集計して作成。
出所:「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2026<首都圏版>」
第3位:鎌倉(JR横須賀線)
(JR鎌倉駅前/PIXTA)
まず、第3位にランクインしたのは「鎌倉」でした。JR横須賀線のほか、湘南新宿ラインと江ノ島電鉄が乗り入れ、駅から徒歩圏内に鶴岡八幡宮や小町通りがあり、日常のなかで自然と歴史文化に触れられる環境は大きな魅力です。
また、海や山が近く散歩や気分転換がしやすい点も、生活の質を高めてくれます。特に江ノ島電鉄は「江ノ電」として親しまれ、街のすぐそばをゆっくり走り海が突然ひらける景色の変化が楽しく、乗るだけで小さな旅をしているような気分になれることから、根強いファンも多いでしょう。
商店街には個人店から老舗まで多彩な店が並び、日用品の買い物から外食までひと通りそろいます。鎌倉らしい情緒を感じながら、穏やかで豊かな日常を送れる点が、多くの人に支持される理由といえそうです。
第2位は、海風が心地よい「住みたい街」の“ド定番”
第2位:横浜
(JR横浜駅前/PIXTA)
第2位にランクインしたのは「横浜」でした。東海道本線のほか、京浜東北線、根岸線、横須賀線、上野東京ライン、湘南新宿ライン、横浜市営地下鉄、みなとみらい線、京急本線、相模鉄道本線、東急東横線の11路線が乗り入れており、主要エリアへ抜群のアクセスを誇ります。
駅周辺には「ルミネ」や「ジョイナス」、「そごう」、「横浜ベイクォーター」など大型商業施設が集まり、買い物や外食、娯楽まで日常のほとんどが完結。夫婦での外出はもちろん、友人や孫とのお出かけにも便利な立地です。
加えて、みなとみらいや山下公園など海辺の景観を楽しめるスポットも近く、都会でありながら開放感のある環境が整っています。多様な文化が交わる街としての活気と、海風を感じるゆったりとした時間が共存する横浜は、便利さと心地よさを両立できる住環境として高い人気を集めています。
第1位:吉祥寺
(JR吉祥寺駅前/PIXTA)
第1位に輝いたのは、JR中央線「吉祥寺」でした。中央線のほかにもJR総武線、京王井の頭線、の3路線が乗り入れ、アクセス良好。駅周辺には「アトレ」や「パルコ」、「東急」などの商業施設が集まり、買い物や外食がしやすく、日常生活の利便性が非常に高い環境が整っています。また、井の頭恩賜公園が徒歩圏内にあり、自然のなかで散歩やリフレッシュができる点も大きな魅力です。
さらに、個性的なカフェやアトリエ、雑貨店も多く、街歩きが楽しいことも吉祥寺ならでは。暮らしやすさと文化的な豊かさ、自然の心地よさが揃い、多くの人から支持を集めています。
ランキングに隠れたシニアの“本音”
60歳以上が住みたい街ランキングTOP3は、吉祥寺を筆頭に、横浜、鎌倉となりました。20〜60歳以上までのすべての年代において、TOP2が吉祥寺・横浜となっており、2つの街の人気の高さがうかがえます。
ただし、年齢が上がるにつれ、「住みたい街は特にない」「今住んでいる街に住み続けたい」と回答する割合が増える点は注目すべき傾向です。
〈特にない〉
・20-30歳代:42.5%
・40-50歳代:46.9%
・60歳以上:47.0%
〈今住んでいる街〉
・20-30歳代:12.3%
・40-50歳代:16.3%
・60歳以上:22.3%
年齢を重ねるにつれライフステージが落ち着き、住み替えの頻度も減ることから、「今住んでいる街が好き」と愛着を持って暮らしている人が多いのかもしれませんね。

