カーボベルデ共和国の沖合に停泊するクルーズ船「MVホンディウス」に向かう小型船=6日/AFP/Getty Images

(CNN)スペイン保健省は25日、 クルーズ船「MVホンディウス」から避難し、首都マドリードの病院で隔離されていたスペイン人が、ハンタウイルスの検査で陽性反応を示したと発表した。

この患者は、MVホンディウスに乗船していた14人のスペイン人のうちの1人である。一行は今月10日からマドリードの国防病院で隔離生活を送っていた。

当局によると、この患者はクルーズ船での集団感染が最初に確認された後に開始された疫学的監視により、濃厚接触者として特定されていた。

感染の確認後、患者は同病院の高度隔離病棟(UATAN)に移送され、専門医による監視下に置かれる。

ホンディウスの乗客乗員のうち、スペイン人が陽性と判定されたのはこれで2例目となる。

今回の陽性確認を受け、保健省は国民の不安解消に努め、本症例はすでに構築されている隔離・管理体制の中で検知されたものであると述べた。そのため、一般市民へのリスクレベルに変更はなく、現在進められている疫学的対応措置にも変更はないと言及した。

4月にMVホンディウスがアルゼンチンを出港した後、乗客3人が死亡した。これを受け、複数の国の保健当局がハンタウイルスの感染拡大の追跡と封じ込めに追われている。

4月下旬に数十人の乗客が南大西洋の孤島セントヘレナ島で下船し、残りの乗客は5月にスペイン領のカナリア諸島で下船後にそれぞれの母国へ空路で送還された。その後、オランダでさらに数名の乗務員らが下船した。

感染症の専門家が先週CNNに語ったところによると、5月上旬から同船に乗船していた乗客は、最も症状が出やすい期間に入っている。