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北海道江別市で男子大学生集団暴行をうけ死亡した事件で、強盗致死などの罪に問われている男女6人のうち、3人の初公判が開かれました。

いずれも起訴内容を認め、法廷では証拠として暴行時の音声も流れました。

(山本記者)「法廷には被害者が暴行を受けている際に録音した音声が流れました」

証拠として流れたのは、暴行時の生々しい音声でした。

(川村葉音被告)「ふざけんな、調子のんなよ」

(長谷知哉さん)「ごめんなさい、ごめんなさい」

激しい暴行の音や何度も謝る声。

そして、それを笑う声などが20分ほど流れました。

中には、キャッシュカードの暗証番号を聞きだす音声もー

刑罰の重い強盗致死罪での起訴となった事件の発生今回の事件。

発生は1年半ほど前にさかのぼります。

2024年10月、江別市の閑静な住宅街の公園で、男子大学生・長谷知哉さんが男女6人から暴行をうけ死亡しました。

強盗致死などの罪に問われているのは、川村葉音被告21歳と当時18歳で特定少年の滝沢海裕被告、少年のあわせて3人です。

事件の背景にあったのが交際関係のトラブルです。

起訴状などによりますと、3人は2024年10月、江別市の公園で長谷さんと交際していた八木原亜麻被告らと共謀し、長谷さんに暴行を加えて死亡させたうえ、現金やカードを奪うなどしたとされています。

(長谷知哉さん)「1年後に別れるつもりだ」

遠方に就職予定だった長谷さんが、八木原被告に別れ話を切り出したことが事件の発端でした。

2人が別れ話をする様子を電話で聞いていた川村被告が、一緒にいた滝沢被告や、主犯格とされる川口被告ら4人とともに現場を訪れ、事件に発展しました。

川村被告らは長谷さんに暴行を加えたのちにー

(川村葉音被告)「血がついたかもしれないから、金を払え」

金品を要求しました。

動画を撮影しながらさらに激しい暴行を加えて、キャッシュカードを奪い現金12万7000円を引き出すなどしたとされています。

暴行時の音声が流れると、川村被告は鼻をすすり涙を浮かべていました。

起訴内容についてはー

(川村葉音被告)「間違いありません」

小さな声でこのように述べ、認めました。

滝沢被告と少年も同様に起訴内容を認めています。

事実関係に争いがない中、争点となるのは量刑です。

強盗致死罪の法定刑は「死刑」または「無期懲役」です。

検察側は「金品を要求してからの暴行はおよそ2時間にも及ぶ圧倒的で執拗なものである」と指摘しました。

一方、弁護側は「主犯格とされる川口被告に同調しただけで、積極的に加害する意識がない」と主張しました。

別れ話を切り出したことをきっかけに犯行に及んだという若者たちによる凄惨な事件。

長谷さんが命の危険に直面しながら録音した音声は事件のむごさを伝えました。

川村被告らは法廷で事件の経緯をどう語るのか注目されます。