トランプ米大統領とイスラエルにネタニヤフ首相/Getty Images

(CNN)トランプ米大統領が19日にイスラエルのネタニヤフ首相と緊迫した会談を行い、イラン戦争の今後の進め方を巡る相違が浮き彫りになったことが分かった。米当局者が明らかにした。

この当局者によると、トランプ氏は17日にネタニヤフ氏と会談した際、週明け早々にイランに対する新たな狙いを絞った攻撃を実行する可能性が高いと伝えていた。CNNが先日報じたように、作戦は「スレッジハンマー作戦」と命名される予定だった。

だが最初の会談から約24時間後、トランプ氏はカタールやサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)を含む湾岸地域の同盟国から要請を受け、19日に予定していた攻撃を中止すると発表。米当局者や事情に詳しい情報筋によると、これ以降、湾岸諸国は交渉進展につながる枠組みを策定するため、米政権やパキスタンの仲介者と緊密に連絡を取り合っているという。

トランプ氏は20日午前、合意成立に向けた取り組みについて記者団に語り、「イラン情勢は最終段階に来ている。今後の展開を注視していく」と表明した。

さらに「合意が成立するか、さもなければ少々手荒なことをすることになるだろう」「ただ、そうならないことを願っている」とも述べた。

ネタニヤフ氏は長年、イラン政府により強硬な対応を取ることを提唱しており、目下の交渉にいら立ちを募らせている。トランプ政権高官やイスラエルの情報筋によると、ネタニヤフ氏は交渉の遅れはイランを利するだけだと主張しているという。

米当局者によれば、ネタニヤフ氏は19日の会談で不満をあらわにし、トランプ氏に想定されていた攻撃を延期するのは間違いであり、予定通り実施すべきだと伝達。事情に詳しいイスラエルの情報筋によると、ネタニヤフ氏は1時間に及んだ会談中、軍事行動の再開を強く求めた。両者の隔たりは明らかで、トランプ氏は合意が成立するかどうか見極めたい考えだが、ネタニヤフ氏は別の展開を期待していたと、イスラエルの当局者は説明した。

CNNはホワイトハウスに問い合わせている。

今回の緊迫した電話会談については、米アクシオスが最初に報じた。