米国防総省、機密解除されたUFO資料の第1弾公開 軍人や宇宙飛行士が目撃した「光」も

(CNN)米国防総省は8日、未確認飛行物体(UFO)に関する「これまで人目に触れたことのない資料」を公開した。トランプ米大統領は今年、国防総省にUFO関連資料の公開を指示していた。
一連の資料には未確認飛行現象(UAP)の目撃情報を巡る各種調査の概要が記されており、期間は数十年に及ぶ。
UAPはUFOの現代的な呼称。 国防総省はX(旧ツイッター)に「米国民は今や、機密解除された連邦政府のUAP文書に即座にアクセスできるようになった」と記し、「米政府全体から集められた最新のUAP映像や写真、一次資料が一カ所にまとめられている。機密取り扱い資格は不要だ」と説明した。
国防総省はさらに「新たな資料が発見され機密解除されるたびに、数週間ごとに順次公開していく」との方針を示した。
国防総省によると、連邦捜査局(FBI)が以前公開したことのある資料も一部に含まれているものの、8日に公開されたバージョンでは黒塗り部分が少なくなっている。UFOに関する1947年〜68年の「目撃証言や市民の報告」を記載した数百ページに及ぶFBIのファイルもその一例だ。
8日に公開された資料には、近年の目撃例も盛り込まれた。
この中には軍の内部メモも含まれ、2022年にイラクで目撃された「小型UAPの可能性のある物体1件」や、24年にシリアで目撃された「出所不明の複数の閃光(せんこう)もしくは光」について記述されている。米軍は当時、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)に対する作戦の一環でイラクとシリアに駐留していた。
また、アラブ首長国連邦(UAE)やギリシャに駐留する米軍からの最近の報告もある。
新資料が掲載された国防総省のウェブサイトには、こうした軍のメモに含まれる「描写的な推測交じりの表現」は報告書作成者の「主観的な解釈」を反映したものであり、実際に何が起きたかについての「決定的な証拠と解釈されるべきではない」との免責事項が記載されている。
今回の資料には他にも、1969年にアポロ12号に搭乗した宇宙飛行士の報告から、各種法執行機関や政府当局者による近年の証言まで、様々な報告が盛り込まれた。
人類2度目の有人月面着陸となったアポロ12号のミッション中、宇宙飛行士の1人だったアラン・ビーン氏は管制室に対し、「宇宙空間をただ漂うようにして遠ざかっていく」「閃光」を目撃したと報告した。
3年後、今度は1972年のアポロ17号のミッション中に、宇宙飛行士2人が「非常に明るい」光の粒子を見たと報告した。
そのうちの1人である月着陸船の操縦士、ハリソン・シュミット氏は「外は7月4日(米独立記念日)の花火大会のようだ!」と証言している。
こうした光について、宇宙飛行士たちは当時、氷の塊から発せられた可能性があると推測していた。
地球外生命体を巡る関心や臆測が再燃したのは今年2月。オバマ元大統領がポッドキャストで、エイリアンは「実在するが、私は見たことがない」と発言したのがきっかけだ。その後オバマ氏は「大統領在任中、地球外生命体が我々と接触したという証拠は一切見当たらなかった」と述べ、発言の趣旨を明確にした。
それから間もなく、トランプ氏はSNSトゥルース・ソーシャルで国防総省や他の関連機関に対し、「エイリアンや地球外生命体、未確認航空現象(UAP)、未確認飛行物体(UFO)に関する政府文書を特定して公開する手続きを開始する」よう指示していた。
