「もしも日本に巨大な獣が現れたら…そして、それを食べて食料危機を解決できたら?」そんなぶっ飛んだ、しかし妙にリアルな設定で話題を呼んでいるのが、関達也先生が描く『解獣めし』です。

バズレシピでおなじみの料理研究家・リュウジ氏が料理監修を務め、未知の巨大生物を本格調理する異色のサバイバルグルメ漫画。

今回は、パニック漫画に「食」を掛け合わせた斬新な世界観と、本作の絶対に見逃せない魅力をご紹介します!

食料自給率25%…超リアルな近未来設定

舞台は西暦2040年の日本。

失業や他国への依存など様々な要因から、日本のカロリーベース食料自給率はなんと25%にまで落ち込み、未曾有の食料難に直面しています。

この国家的危機を打破するため、新たに発足した川本次郎内閣は食料安全保障の観点から「自給率100%」を目標に掲げました。

単なるファンタジーではなく、現代日本が抱える課題をリアルに拡張したような生々しい舞台設定が、読者を一気に物語へと引き込みます。

「駆除」ではなく「狩猟して食べる」という新発想

そんな食料危機の最中、日本に巨大生物が出現する事態が発生します。

当初、政府はこれを脅威として「駆除」することを目的としていました。

しかし、遺伝的・科学的な調査の結果、巨大生物を食料として利用しても問題がないことが判明したのです。

政府はこの巨大生物を食料危機解決の指定生物獣、通称「解獣(かいじゅう)」と位置づけ、「狩猟して国民の食料にする」という方針へ大きく舵を切ります。

パニック漫画に「食」を掛け合わせたこの斬新な展開こそが、本作最大の魅力です。

料理研究家リュウジ監修!説得力抜群の調理シーン

「内閣府解獣めし」として国民に安全な食料を配給するため、総理が白羽の矢を立てたのが、凄腕の料理人・龍ヶ崎晃司です。

内閣府解獣対策班の初代統括料理長に就任した彼は、未知の巨大獣の肉を見事にさばいていきます。

さらに本作の料理監修には、SNSなどで大人気の料理研究家・リュウジ氏が参加。

プロの知識と工夫によって、本来なら食べられないような獣肉が絶品料理へと変わっていく過程は、圧倒的な説得力を持っています。