琉球新報社(同社プレスリリースより)

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沖縄県の日刊紙「琉球新報社」の男性記者が、2026年4月25日に行われた指定暴力団「旭琉會」の糸数真会長の告別式に参列し、香典を渡していたことが波紋を広げている。複数のメディアが報じた。

沖縄タイムス「新報社の記者が香典返しの袋を持っているのを確認」

報道によると、糸数氏は4月19日に沖縄市で発生した火災で死亡していた。

沖縄タイムスは5月2日、「琉球新報記者、暴力団・旭琉會会長の葬儀に参列 香典渡す 識者『常識的な取材を逸脱』」との記事で詳細を伝えた。

同紙によると、「告別式は25日に市内の斎場で行われ、取材をした本紙記者が、新報社の記者が香典返しの袋を持っているのを確認した」という。

琉球放送(RBC)は、参列の理由について「香典を渡した記者は以前から暴力団について継続的に取材していて、糸数会長の急死が『今後の跡目争いなどにも発展しかねない』と考え」たと伝えている。

「参列は取材目的でしたが」と説明

琉球新報は同日夕、「本紙記者が旭琉会会長葬儀に香典 琉球新報『適切とは言い難い』」との記事を公開し、本件について説明した。

「香典を出して入場することは事前に所属長への連絡はなかった」といい、「報道機関からの問い合わせで覚知した」としている。

当日の行動については、「記者は葬儀会場内部も確認するため個人名で香典2千円を出して入場し、香典返しのタオルを受け取った」という。「記者は死去した会長や遺族との縁戚関係や交流関係はなく、葬儀への招待もなかった」とした。

さらに、「琉球新報社としては、告別式に参列することは当該記者から事前に相談がなく、関知しておりませんでした。事後に、香典を出して香典返しを受けたことを確認しました」と説明。今後の対応については「参列は取材目的でしたが、適切な行為とは言い難く、事実関係を詳細に確認した上で、厳正に対処します」とした。

識者は「深刻な問題」と指摘

本件はSNSでも拡散され、困惑の声が上がった。

ジャーナリストで北海道大学公共政策大学院客員教授の峯村健司氏は、報道を引用し、

「深刻な問題。当該組長は親中派で沖縄独立論を支持する台湾マフィアとも張安楽とも昵懇」

と反応した。

作家で政治評論家の竹田恒泰氏は、「【悲報】琉球新報記者が、暴力団会長の葬儀に参列し香典渡してしまう。コンプラはどうなっているかと沖縄タイムスが吠え、カオスに」とつづった。

報道アナリストでニュースメディア「SAKISIRU」を手掛ける新田哲史氏は、「『国際的な闇』にも注目を...琉球新報記者が暴力団会長葬儀に香典持参で参列問題で終わらない話」と題した動画を公開し、本件に言及している。