2019年にスパイ活動容疑で中国当局が拘束、北海道教育大の元教授が釈放…24年には懲役6年の実刑判決
【北京=東慶一郎】2019年にスパイ活動の容疑で中国当局に拘束された北海道教育大の袁克勤・元教授(70)が釈放されたことが分かった。
袁さんと親交のある研究者らで作る「袁克勤先生を救う会」が1日、発表した。現在は吉林省長春市で生活していることが確認されたという。
袁さんは吉林省出身で、母親の葬儀で一時帰国していた19年5月、拘束されたとみられる。同行の妻も音信不通となっていた。袁さんは拘束中の21年、北海道教育大を定年退職した。
中国外務省は20年、袁さんがスパイ摘発機関の国家安全当局から取り調べを受けていることを明らかにした。21年には検察が起訴したことも公表。関係筋によると、24年に懲役6年の実刑判決を受けていた。罪名はスパイ罪とみられる。
袁さんは1980年代の来日以降、日本で暮らし、戦後の東アジア国際政治史を研究していた。
