湖池屋、増収基調続く ポテトチップス事業と株価の現在地
湖池屋(2226、東証スタンダード)。「日本初の量産化に成功したポテトチップスなど菓子中堅。粒菓子も。親会社は日清食品HD」(会社四季報特色欄)。
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ポテトチップスは酒肴として日々口にしている。ただメーカーを知ったのは、つい最近。スーパーで手にしてくる大袋(約200円)の上に、小さな文字で「湖池屋」と記してあった。
順調な収益動向。2019年6月期「5.4%増収、145.8%営業増益、40円配」以降は、「11.1%増収、49.5%増益、45円配」-「6.5%増収、64.5%増益、60円配」。翌22年3月期に3月期決算に移行「303億9500万円、10億8900万円、45円配」-「46.7%増収、62.9%増益、65円配」-「23.0%増収、102.9%増益、100円配」-「8.3%増収、11.7%増益、55円配(24年1月1対2分割)。今26年3月期は「2.7%増収(610億円)、5.5%減益(38億円)」計画。第3四半期で達成率は「76%/71%」。ゆるり歩調。
湖池屋の創業者は小池和夫氏。1953年、おつまみ菓子の製販で始まった。仲間と飲みに出かけた際、当時は一般的ではなかったポテトチップス(店なりの手作り)に出会った。小池氏は「こんな旨いものが世の中にあったのか」と、感嘆したと伝えられている。
早々にポテトチップスの開発と取り組んだ。当時「ノウハウ」の類は皆無。原料選定、生産方法、味付け等々、直感的な開発で試行錯誤が続いた。ようやく第1号商品を発売したのは1962年。が広く普及するに至ったのは、1967年。量産化に成功したのが契機だった。
この間、小池氏は原料にも拘りをみせ、北海道で馬鈴薯の契約栽培を開始した。そうした歩みが2004年4月の黄綬褒章受章という名誉にも繋がった。
ところで現社長:佐藤章氏の経歴を追うと、語弊はあろうが「出来過ぎ」の感を覚える。
キリンビールの出身。キリンビバレッジの社長として生茶や缶コーヒーをヒットさせてもいる。湖池屋入社後、執行役員兼日清食品ホールディングス執行役員等のキャリアを重ね社長に就任している。ほぼ日(3560、東証スタンダード)が運営する「ほぼ日の学校」(動画)に登壇し、拝聴に値する話をしている。一度、ご視聴を。とにかくビールのアテに、ポテトチャップスは嵌る。
本稿作成中の株価は4000円台半ば。昨年9月に5000円超まで買われた後4600円割れまで反落。1月5日4600円後2月3日の4750円まで戻し、揉み合い商状。さて・・・
