KKT熊本県民テレビ

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食卓に欠かせない卵、物価の優等生と言われる卵ですが、今、価格は高止まりしています。

今後、中東情勢の影響も懸念される中、生産者やスーパーを取材しました。

こちらは、家計に優しい金額設定が売りの熊本市のスーパーです。

■飯田嘉太アナウンサーリポート「こちらのスーパーでは店舗の入り口に卵が大量に陳列されています」

28日も多くの人が卵を買い求めていました。

■客「高い、高い。やっぱり1日1個は卵をとりたい」

天候によって生産量が急激に増えたり減ったりせず、ほかの農産物と比べて価格が安定しているため、「物価の優等生」とも言われる卵。

しかし、卵の価格は、最近、高止まりしています。

JA全農たまごによりますと、1キロあたりの価格は概ね200円以下でしたが、2023年に鳥インフルエンザの影響で350円に迫りました。

一旦下がったものの、去年から再び鳥インフルエンザや物価高の影響で上昇しました。


■みやはらZ 南熊本店・橋本 憲明店長「なるべく安くしたいんですが、かなり値上がってしまっているので、売価が付けづらい。お客に事前に告知しながら、ご理解いただきながら値段設定をやっていく」

およそ1万1000羽を飼育している合志市の養鶏場では、採れたての卵は直売所や自動販売機などでも販売しています。

■緒方エッグファーム・緒方 克也社長「ニワトリが毎日、食べています」

エサの一部はフランスから輸入しています。物価高の影響で年間数十万円のコストが増えましたが、販売価格は上げていません。

しかし、中東情勢の悪化が長引くと、更なるコストの増加が予想されます。

■緒方社長「エサ代が上がってくると、おそらく価格は上げなくてはいけない時が来るかもしれない」

卵の小売価格は今後、どうなるのでしょうか。

■地方総研コンサルティング部・山田博史主任研究員「卵が私たちの手元に届くまでには、 飼料費、人件費、光熱水費、包装資材、物流費など様々なコストがかかっています。(卵も含めて)物価水準が下がっていくことは考えにくい。」

「物価の優等生」の立ち位置をも脅かす中東情勢の悪化。不安定な価格変動はこの先も続きそうです。

■緒方太郎キャスター
取材した養鶏場やスーパーは、卵以外の値上がりにも悲鳴を上げています。石油化学製品のプリンの容器、スーパーのラップ、プラスチック製の容器やフィルムなどです。養鶏場ではプリンを作っているんですが、プリンの容器が品薄できのう、ようやく入荷したということでした。地方総研コンサルティング部の山田主任研究員は、「原油の価格上昇が日用品や食品などのコスト上昇要因となる」と話しています。