バス停から離れた交通空白地域がある神奈川県平塚市北部の岡崎地区で5月、電話予約制の乗り合いタクシーの実証実験が始まる。地元住民らで構成する協議会が実施主体で、主に日常の買い物のための移動支援が目的。期間は2年間の予定で、その後の本格運行を目指す。

 本年度の実証実験は第1期として5〜7月の6日間、第2期として9、10月の3日間行われる。同地区から商業施設「ヨークタウン北金目」(同市北金目)に向かう2ルートと、同施設からの帰りの便(いずれも1乗車340円)のほか、岡崎地区内を循環する便(同170円)がある。

 対象は同市岡崎、ふじみ野の住民。神田交通(同市東豊田)が運行を担い、定員6人のミニバン2台を使用する。利用するには同社に電話して予約する。

 持続可能な公共交通の構築を目指す市は近年、地域の交通の「困りごと」解決へ支援する取り組みを進めている。

 岡崎地区には、市の定義でバス停からの距離が325メートルを超える交通空白地域があり、バス停はあってもバスの運行本数が少ない交通不便地域もある。同地区は市の取り組みに手を挙げ、地元住民らが協議を重ねて今回の実証実験につなげた。