「明らかに的外れ」イチロー氏銅像のバットがポッキリ…気まずいアクシデントに米記者も衝撃「荘厳な瞬間となるはずだった」

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根元からバットがバキッと折れてしまったイチロー氏の銅像(C)Getty Images

 まさかのハプニングが“笑撃”を生んだ。

 現地時間4月10日、マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が、本拠地のT-モバイルパークに設置された銅像の除幕式に出席。かつてのチームメイトであるケン・グリフィーJr.氏とエドガー・マルティネス氏とともに晴れ舞台に立った。

【動画】バットがポッキリ 現場で気まずくなったイチロー氏の銅像除幕式

 アクシデントが起きたのは、幕を下ろす瞬間だった。左打席でバットを立てるルーティンがデザインされた銅像が姿を露わにすると、両レジェンドと覆っていた布を引っ張ると、バットが手元からポッキリ。なんと折れ曲がっていた。これにはイチロー本人も銅像を指差しながら爆笑した。

 予期せぬアクシデントは、地元でも小さくない反響を生んだ。米スポーツ専門局『NBC Sports』は「式典は波乱含みの展開となった」と伝え、除幕の瞬間について「マリナーズにとって、明らかに的外れな式典だった。一部のファンからはブーイングが起きたほどだ」と描写した。

 また、米版『Yahoo! Sports』のイアン・キャッセルベリー記者も「銅像のポーズは正確だった。しかし、イチローのバットは式を無事に乗り越えることができなかった」とリポート。「マリナーズの象徴的存在であるイチローにとって、荘厳な瞬間となるはずだったものが、出席者数名がビデオに記録したように、少々気まずいものになってしまった」と嘆いた。

 もっとも、「まさに非現実的な光景」(キャッセルベリー記者のリポートより)を目の当たりにした会場の気まずい空気を一掃したのも、他でもないイチロー氏だった。

 地元紙『The Seattle Times』のアダム・ジュード記者によれば、セレモニー後に取材に応じた大打者は、「まさかここでもマリアーノ(・リベラ)にバットを折られるとは思わなかった」と吐露。MLB史上最多の通算652セーブを挙げたヤンキースの伝説的な守護神であり、現役時代に自身が不得意としたライバルの名を引き合いに記者たちを笑わせた。

 機転の利いたイチロー氏のコメントがなければ、ファンの間でも波紋を呼ぶ出来事となるところだった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]