熊本・玉名市役所でカンボジアの「今」伝える写真展 4月8日まで

熊本とカンボジアとの友好関係や、同国とタイとの軍事衝突で国境付近の住民が直面している苦難を伝える展示会が、玉名市役所のロビーで開かれている。長年、カンボジアとの交流事業や教育支援などに取り組む市民団体「熊本国際化センター」=熊本市=の主催。8日まで(平日のみ)。
同団体が主宰して昨年7月、県内の小中学生6人がカンボジアを訪問し、現地の小学生と交流した時の写真や、団体理事長の谷川政敏さん(75)が今年3月、カンボジアに支援物資を届けた際の写真計約70点と説明文を展示している。
小中学生たちは団体の呼びかけで玉名市や熊本市の小学校29校から寄付された赤白帽子約500個を体育の授業に使ってもらおうと、カンボジア北西部シェムリアップ州の小学校に届けた。谷川さんによると、昨年7月の滞在中にタイとの軍事衝突が始まり、避難する人々で道路は大混雑になったという。会場にはその様子や爆撃で損壊した道路の写真も並ぶ。
同12月、両国は停戦に合意したが、谷川さんが今年3月に訪問した時は、同州にはまだ1万人超が避難していたという。谷川さんは避難先の寺院のほか、小学校と小児病院にコメ計2トンと飲料水190リットルを届けた。
谷川さんは「2016年の熊本地震の時、カンボジア国民は日本大使館に長蛇の列をつくって寄付をしてくれた。今、苦しんでいる人々がいることを知ってもらい、恩返しの意味でも、支援に協力してほしい」と呼びかける。谷川さん=090(9598)0666。
(宮上良二)