高市首相「ポロリ癖」と「右半身麻痺」の夫ケア問題に周囲は不安の視線
見守るしかない
2025年10月21日の発足から約5か月が経過した高市早苗政権。憲政史上初の女性首相、電撃解散に歴史的圧勝、高い内閣支持率を依然としてキープ……政治基盤は強固なように映るが、その一方で「もろさ」を指摘する声も小さくない。懸念材料としてあげられる点もハッキリしているという。
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目下、最大の焦点となっている米国とイスラエルによるイラン攻撃について高市官邸はどう見ているのか。
「現時点で積極的に関与できることはほとんどなく、物価高対策など可能な限りの対応をしたうえで静観するしかないということのようです。高市氏も“見守るしかない”といった趣旨の発言を周辺にしていますね」

と、政治部デスク。厳しい目で言うなら、世界的規模での難題となっているイラン攻撃について「打つ手なし」といったところで、政権がうたう「責任ある積極財政」を軸とした政権運営も絵に描いた餅になりかねないリスクを抱えることになった。
ポロリ癖
首相周辺は政権の懸念材料ついてどう見ているのか。
「結論から言うと、失言ですね。ポロリ癖、と言われています。高市氏は各省から“エース以外要らない”と言って秘書官やそのサポートをする官僚を募りましたが、彼らが作った答弁や回答のたたき台をそのまま読むことを良しとせず、自分の言葉で伝えようとしています。それで親しみやすさや首相のキャラクターをアピールできるという点はある一方、余計なことを言ってしまったり口を滑らせたりという心配も尽きません」(同)
2025年11月、高市氏は国会で「台湾有事は日本の存立危機事態になりうる」と発言。中国の武力介入に対する自衛隊の対応に踏み込んだことで中国の猛反発と日中関係の悪化を招いた。CIAやFBIを束ねる米国家情報長官室は3月に公表した報告書で、この国会答弁を「重大な転換」だと指摘した。高市氏自身は「従来の政府の立場を変えるものではない」と説明したが、国際社会ではそのようにとらえられていないのが大勢のようだ。
行き当たりばったり
「現状を踏まえればそれに即した正論で“何が悪い”との評価もありますが、仮に言うにしてももう少し準備や根回しなどがあるべきだった、軽率だったとの見方も強い。中長期的な戦略に基づいた発言ではなく行き当たりばったり 、 出たとこ勝負のような印象はぬぐえないというのが正直なところです」(同)
存立危機事態発言は根深い問題になっているが、それに至らずとも、たとえば3月に国会で米国・イスラエルによるイラン攻撃について自民党議員の質問に対し「戦争」と表現したこともあった(その後、「戦闘」と修正)。2月には安定的な皇位継承の在り方をめぐって「男系男子に限ることが適切とされている。私としても尊重している」と述べた。この発言は2021年に有識者会議がまとめた報告書に言及したものだったが、報告書は皇族数確保策をまとめたもので、のちに木原稔官房長官は釈明に追われた。
スーツのサイズに
「高市氏は丁寧に徹底的に準備することを旨としており、“私は失敗しない”というのもしばしば口にする言葉だそうです。そこまで言われるとエース官僚はもちろん木原官房長官や尾崎正直官房副長官ら側近は何も言えなくなる。結果として“ポロリ”が生まれてしまう悪循環に陥る。支える側は心配が尽きず、警戒をしていますね」(同)
すでに報じられる通り健康状態への懸念もつきまとっている。
「脳梗塞の後遺症で右半身麻痺となり、車椅子生活を余儀なくされている夫の山本拓・元衆院議員を1人で介護しながら、その他の家事を行っています。自身の関節リウマチという難病とも闘いつつ首相の激務があり、仕事については“1人で抱え込む”傾向にあると言われています。首相本人も言っていたように寝不足が恒常化し、食欲も減退しているとか。“近くで見るとスーツのサイズにだいぶ余裕があるように見えた。ブカブカとまでは行かないが”といった指摘も聞こえてきています」(同)
首相の健康問題は国家の一大事であり、ワーキングケアラーである高市氏の場合はなおのこと憂慮される。官邸の側近ならずとも大いに心配なテーマである。
デイリー新潮編集部
