【女子ゴルフ】笠りつ子 涙の5年ぶり復活V! 昨年ペナルティー因縁13番「リベンジ」バーディー
◇女子ゴルフツアーVポイント×SMBCレディース最終日(2026年3月22日 千葉県 紫CCすみれC(6731ヤード、パー72))
首位と1打差の2位から出た笠りつ子(38=PGM)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算3アンダーで涙の逆転優勝を飾った。21年ヨネックス・レディース以来5年ぶりのツアー通算7勝目。昨年競技終了後にペナルティーを受けた因縁の大会で、過去2年シード落ちの屈辱を味わった実力者が復活の1勝を挙げた。
三つ巴となった最終組の激しい競り合いを、シード権もない推薦出場の笠が制した。相手は昨季メルセデスランク1位の佐久間と、同2位の神谷。17番で1・5メートルのパーパットを外して神谷に並ばれながら、最終18番で3メートルのバーディーパットを沈めて逃げ切った。2度のシード落ちも経験した38歳。「もう勝てないと思っていた。初めて涙が出た」と5年ぶりの優勝に声を震わせた。
前回大会最終日の終了後、関係者の指摘で第2日の13番での処置ミスが発覚。2罰打を科され順位が7位から13位に変更された。ルール間違えが原因だったが、笠を批判する声もあり「なぜ私はいつも世間を騒がせてしまうんだろう」と心を痛めた。この日は因縁の13番でバーディーを奪い、嫌な思いを払拭。「今年はうれし涙でリベンジできました」と胸を張った。
2019年にコース関係者に暴言を吐いたことで、しばらくツアーを欠場。21年に5年ぶりの復活優勝を果たしたが、その後は勝利から遠ざかった。「この舞台で戦い続けるのか。第二の人生じゃないけど、ずっと考えていた」。この日も今後について「まだ分からない。自分の体と向き合いながら戦っていく」と言葉を濁したが、表情は晴れやかだった。
