一方で、女性として辛い過去を抱える苦しみ、息子のためにすべてを尽くす母親の覚悟も痛いほど伝わってくる。それが、万季子を嫌な女で終わらせず、視聴者の共感を呼んだ一因となりました。

◆衝撃作以来、20年ぶりの母親役!『未来のムスコ』志田未来

 第5位は『未来のムスコ』(TBS系)主演の志田未来さん。昨年の連ドラでは、メガネの学級委員的女子や男勝りな闇バイトの指示役など、可愛らしさを封印し名脇役に徹していました。

 そんな志田さんの久しぶりのGP帯主演作は、衝撃作『14才の母』(日本テレビ系)以来、20年振りの母親役です。

 主人公・汐川未来を演じる志田さんは32歳。13歳で母を演じた当時と比べ、表情に母性が満ちていて、息子を愛する気持ちが溢れています。そして、まだ幼い息子のために、自分の夢や生活を犠牲にして奮闘する様も、リアルに描き出していました。

 一方で、『再会』の井上さん同様、今作では志田さんが塩野瑛久さん、WEST.の小瀧望さん、兵頭功海さん演じる男性3人から求愛を受けます。

 ただし未来は色目は使わず、とにかく夢を追いながら息子を守り抜くことに全力投球。それを志田さんがナチュラルに演じることで、未来が必然的に男性がほっておけない愛らしい女性になっていました。

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 今期はやたらと男性にモテる女性キャラが多かった印象ですが、イケメン俳優が豊作な昨今、この傾向は続くかもしれません。

<文/こじらぶ>

【こじらぶ】
ライター・コラムニスト。上智大学大学院外国語学研究科修了・言語学修士。ドラマ、男性&女性アイドル、スポーツ、エンタメ全般から時事ネタまで。俳優、アイドルなどのインタビューも。X: @kojirabu0419