「君」呼び、恨み節……WBCアンバサダー渡辺謙に「リスペクトが欠けている」との厳しい指摘
野球の日本代表「侍ジャパン」が8日、東京ドームでワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドでオーストラリア(豪州)と対戦。日本が逆転勝利を収め、熱狂に包まれるなかで同大会のアンバサダーを務める俳優・渡辺謙の発言内容が物議を醸している。
今大会は、日本国内で地上波テレビやBS・CSでの生中継はなく、全試合はNetflixで独占配信。ニュース番組やスポーツ情報番組でのハイライトや特番は放送されているが、リアルタイムで試合映像を視聴することはできない。そんななか、渡辺が「Netflix 2026 WBCアンバサダー」に就任した。
かねてより、大の阪神ファンを公言している渡辺。今大会前には、「僕たちができることは見続けること、見守ること。ヒートアップした世界中のプレーヤーたちの戦いを間近で感じ、野球ファンのひとりとして、彼らの高ぶる気持ちや現場の熱量を伝えていきたい」と意気込みを語っていた。
就任後の2月、渡辺は侍ジャパンの宮崎合宿を訪れ、選手のコンディションなどをチェック。早速、アンバサダーとしての仕事ぶりを発揮していると、フジテレビ系情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」から野球に携わる仕事環境について直撃された。これに渡辺は、「まあ、趣味なのか仕事なのかわかりませんが」と笑顔で応じ、まんざらでもない様子がうかがえた。
アンバサダーは試合後のポストゲームショーで、解説者とともに侍ジャパンの選手にインタビューするのが恒例になっている。そして、冒頭の豪州戦を迎え、渡辺は試合後に種市篤暉へのインタビューを行ったのだが、「ナイスゲームと呼ぶにはちょっと重たい試合でしたね」と微妙なコメントを送った。さらに、「ビハインドで投げることってちょっとイメージ違うんじゃないですか?」と追及したり、「(翁田)大勢君が2発打たれてドキドキしましたか?」と、9回に大勢が2本のホームランを打たれた話題を振ったのだ。
大勢は長年、阪神とライバル関係にある巨人に所属。渡辺のインタビューは、巨人への“恨み節”が混じっていたかのような質問内容と捉えた視聴者も多く、ネット上には「渡辺謙の野球選手への接し方や態度にリスペクトが欠けていると感じた」「野球解説者としては適任ではないと思った」「野球好きなのだろうけど、ならばなおのこと選手への接し方にはもっと敬意を払うべき」「選手を『君』呼びしている時点で、失礼。実況でも私情が分かりやすいほど絡んでいて不適任と言わざるを得ない」といった批判の声が後を絶たない。
“いち野球ファン”として、今大会のアンバサダーに抜てきされた渡辺だが、あまりにも趣味が前に出てしまい、総合的判断が欠けつつある。大会を盛り上げようとする姿勢は伝わるが、選手たちの感情や現場の熱量を伝える役割を今一度、改め直す必要があるようだ。残りの試合では、仕事としてプロ根性を発揮してほしいものだ。
