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2025年新車販売台数は過去最高記録

ランボルギーニは昨2025年を、これまでと変わらず大きな成功を収めて終えることになった。昨年の新車販売台数(納車台数)は1万747台で、これは過去最高の記録であるとともに、1万台を超えるのも3年連続となる。

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ちなみに日本市場で達成された数字を調べてみても、ここ数年は2023年が660台、2024年は811台、そして2025年は992台と、確実にその新車販売台数は拡大している。


ランボルギーニの会長兼CEOであるステファン・ヴィンケルマン氏と現行モデルたち。    ランボルギーニ

これには『レヴエルト』や『ウルスSE』といったニューモデルの効果が大きく影響しているのはもちろんで、2026年にはこれまでの『ウラカン』の後継車となる『テメラリオ』販売が本格化することで、さらに大きな成長が期待できると考えるのが自然だろう。

先日、そのランボルギーニの会長兼CEOであるステファン・ヴィンケルマン氏にインタビューする機会を得た。

インタビューを前に配布されたブリーフィングブックの表紙には、『Product Strategy of Direzione Cor Tauri』(コル・タウリに向けての戦略)というインタビューのトピックが示されていたから、その内容が2011年に発表された同戦略における現在位置と、今後に向けての新たな展開にあることは容易に想像することができた。

そしてインタビューはまず、ヴィンケルマン氏のプレゼンテーションから始まったのだが、そこには驚くべき内容があった。

全モデルPHEV化完了、そして

「私たちランボルギーニは、これまでディレッツィオーネ・コル・タウリ戦略を進め、現在ではレヴエルト、ウルスSE、そしてテメラリオという全モデルのPHEV化という戦略の重要なフェーズを完了しました。

モデルラインナップは完全に新しい時代へと移行し、各モデルにおいて前作を超えるパフォーマンスを実現すると同時に、CO2排出量の削減も達成しました。私たちにとってPHEVは現在における最良の技術的なソリューションであります。


ランボルギーニ本社工場でもCO2排出量の削減の取り組みが進んでいる。    ランボルギーニ

これらのPHEVに続いて、ランボルギーニはこれまで2029年末までに第4のモデルを投入し、それは当初BEVとするプランを示していましたが、昨年の市場の準備状況を慎重に検討した結果、その方針を見直すことにいたしました。既に2029年のデビューを発表しているウルスの後継モデルは次世代においてもPHEVとなります。第4のモデルについても同様です。

ランボルギーニではBEVを開発し、それを市場に投入する準備はすでに整っていますが、市場はそうではありません。BEVの普及は世界的にも、そしてセグメント全体でも鈍化の傾向にあり、とりわけ私たちのようなカテゴリーではそれは顕著です。

我々のプロダクトは単なる移動手段ではありません。それは多くのカスタマーが子供の頃から憧れてきたドリームカーなのです。

ランボルギーニは多くの人にとっての夢であり、そして限られた人にとっての現実であり続けたいと考えています。そのため第4のモデルはGTカーとし、かつPHEVとする決断を下しました。したがって、近い将来においてランボルギーニがBEVを投入する予定はありません」

短期的にも中期的にも、方針に変化はない

「この決定は、世界各地で起きている地政学的状況や政治的判断など、様々な要因をも慎重に分析したうえで下したものです。私たちにとって最も重要なのは、カスタマーが求めるものを提供することです。短期的にも、また中期的にも、この方針に変化はないと判断しています。

2029年の終わりまでに4モデルのすべてをPHEVとする。これがディレッツィオーネ・コル・タウリ戦略における最新の、そして最も重要な方向性となるでしょう。


5月にイタリアのイモラ・サーキットでランボルギーニ・アレーナが開催される。    ランボルギーニ

続いて2025年の販売実績についてですが、私たちは昨年1万747台をカスタマーに納車しました。2026年にも再び新たなプロダクトが発表される年になるでしょう。

今年は世界の各地で重要なイベントが控えています。5月にはランボルギーニ・アレーナを開催し、カスタマーやメディアの皆さまだけではなく、従業員やブランドエクステンションに関わるパートナー企業の皆さまも招待します。

さらにはイギリスのグッドウッド、アメリカのペブルビーチ、そして年末にも特別なイベントを計画しています。これらの4つのイベントの各々で、その新たなプロダクトの発表が行われる予定です。

より前向きに2026年のビジネスを継続

私からのプレゼンテーションを総括したいと思います。

ランボルギーニはディレッツォーネ・コル・タウリ戦略を継続しながら、全モデルをPHEVとするという新たな方向性を明確にしました。2026年の納車も順調に進んでおり、今年も新たな記録が達成できると見込んでおります。ランボルギーニにとって現在は、とても良いタイミングにあるといえるでしょう。

これまでで最も新しく、そして優れたモデルラインナップが出揃いました。地政学的な環境は数年前とは大きく異なりますが、そのような事情を考えてもなおランボルギーニは、より前向きに2026年のビジネスを継続していくことができると確信しています」

*『ヴィンケルマン会長兼CEOが語る衝撃の未来戦略(後編)』へ続きます