フィギュア全日本に出場した櫛田育良【写真:中戸川知世】

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全日本フィギュアで“二刀流”

 12月に開催されたフィギュアスケートの全日本選手権で、4つのプログラムを滑った選手がいる。18歳の櫛田育良(木下アカデミー)は島田高志郎(木下グループ)とのカップルでアイスダンスに出場したのに加え、女子シングルにもエントリー。「一瞬で時間が過ぎたなって思います(笑)」と怒涛の3日間を振り返った。

 19日に女子ショートプログラム(SP)、20日にアイスダンスのリズムダンス(RD)をこなし、21日にはアイスダンスでフリーダンス(FD)を演じた後、女子フリーに出場した。最終日は短時間で衣装、髪型も変えなければならなかったが「ドタバタだったので、体は動いている状態だった」と笑った。

 5月に島田とのカップルを結成。いきなり全日本で2位表彰台となった。ジュニアとして出場した女子シングルも20位と奮闘。167センチの長身を“二刀流”で生かし、観客を魅了した。

「アイスダンスの時もすごく応援してもらったけれど、(女子フリーは)4つ目のプログラムということもあり皆さん凄く温かい応援をしてくださった」。アイスダンスの緊張度合いは「20〜30%くらい」。隣で聞いていた島田が「20〜30%……あ、そうですか。僕、150%くらい緊張してたんだけど(笑)」と驚く強心臓ぶりだった。

 結成時は「大型カップル」と大きな注目が集まった。半年ちょっとで迎えた全日本の舞台を終え、櫛田は「目まぐるしくて忙しい1年だった。(結成発表時は)思っていたより大きな反響があって『こんな期待されていて大丈夫かな……』って思ったんですけど、その期待を超えるつもりでアイスダンスを練習してきた」と1年を振り返った。課題は「全部」。伸びしろは十分だ。

(THE ANSWER編集部)