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先日、ニュース編集部の記者が久しぶりに東京ディズニーランドを訪れたところ、サングラスをかけたり、髪を染めたりしているキャストの姿が目に留まった。

ちょうど来場者が仮装をして入場できる「ディズニー・ハロウィーン」の時期に重なっていたため、最初はその一環かと思った。しかし帰宅後に調べてみると、どうやらイベントと直接の関係はないようだ。

そこで、ディズニーランドとディズニーシーを運営するオリエンタルランドに、キャストの服装について疑問をぶつけてみた。

●以前と変わった?キャストの服装

今年10月中旬、東京ディズニーランドを訪れると、大きな船に乗って水上を進むアトラクション「蒸気船マークトウェイン号」の乗り場で、サングラスをかけた女性キャストを見かけた。

また、園内の路上でミッキーマウス型の風船を販売していた男性のキャストも、色付きレンズのメガネをかけていた。

「昔はこんなキャストいたっけ?」

約20年前に訪れたときの曖昧な記憶では、うまく思い出せない。

帰宅後にネットで検索すると、

「最近ディズニーは服装規定ゆるくなってサングラスとか茶髪の人も増えてて」
「最近のディズニーはキャストがサングラスしていたり、水を補給しながら仕事してたり、ファン付きのベストを着ていたりするのよね」

といった投稿がSNSに上がっていた。

実際、キャストの身だしなみは変わったのだろうか。

オリエンタルランドに尋ねたところ、次のような回答があった。

「適宜、状況に応じて変更やトライアルを実施しております」

●髪の色や形、コンタクトにも基準「ディズニールック」

オリエンタルランドによると、ディズニーランドやディズニーシーのキャストには、来園者に好感をもってもらうための身だしなみ基準「ディズニールック」が定められているという。

キャストの応募サイトには、次のように記載されている。

ヘアスタイルヘアカラー、メイクなどの基準があり、働く施設や職種の区別なく、すべてのキャストが守るものです。キャストになることが決まりますと、入社までに以下の基準に整えていただく必要があります」

髪型については「お辞儀をしたときや、風が吹いたときなどでも、髪で顔が隠れないように整えておきます」として、イラスト付きで「良い例」「悪い例」が示されている。

髪の色に関しても次のような記載がある。

「髪を染める場合、極端に明るい色やムラのある不揃いな色にすることなく、自然な仕上がりにしましょう。ドライヤーや日焼けなどで髪が傷んでムラになっている場合も同様に手入れしてください」

このほか、メイクやひげ、つめ、コンタクトレンズにも基準があり、コンタクトは「目の色が自然に見えるもの」という決まりがあるようだ。

●2023年4月に一部変更、より柔軟に

オリエンタルランドによると、2023年4月1日からディズニールックの一部を変更したという。

具体的には、男女別の表記を撤廃し、ジェンダーレスな内容へと改訂。髪型や髪色などについても、身だしなみの要件を満たす範囲で緩和した。

また、一部のコスチュームでは、性別による指定をなくし、キャスト自身が希望するものを着用できるよう、段階的に運用を変更しているという。

オリエンタルランドは弁護士ドットコムニュースの取材に、「今後も『働きやすさ』の整備を通して『従業員の幸福』を実現し、多くの人々のためにハピネスを創造し続けてまいります」とコメントしている。